山のご馳走
何年かぶりに 山に登りに友人がやって来ました。
若い頃は 冬山だろうが、夏山だろうが 年に数回やってきては
ダンナと つるんで 白馬や遠見尾根など 大きな荷物を担いで
登っていました。
そんな彼が 月日が流れて 自分達の年齢が中年になってくるにしたがって 背負っている家族に 縛られて動けなくなってきました。
それは この年齢の誰もが抱える事となる 親の介護問題です。
我が家と同じように それは大きくのしかかり 身動きできない状態だったのです。
施設に入れていただき やっと自分時間を 持てるようになってきたのはどこも同じですね。
そんな友人とダンナ、夕べは
「常念岳に しようか、燕岳にしようか~?」と 二人で 盛り上がりました。
そして 今朝の6時30分、「燕岳」に向かって 出発しました。
5月の中旬といっても まだ 下から眺めても北アルプスの山は 真っ白の雪を 冠っています。
稜線や頂上では 雪の上を歩く事になるようです。
「俺は近頃全然登っていないからなぁ~。 ちょっと 登れるか心配だよ。
いっぱいいっぱいだろうなぁ~?」
「帰りには 有明苑で温泉に入ってくるからね。」
などと 言い残して そそくさと行ってしまいました。
天気は マークです。 昔から雨男だから 雨じゃなければOKだよね。
さて、どんな顔して 降りてくる事やら~?
燕岳は ちょうど有明山(小さな富士山みたいな形の前山)の後ろにそびえる山なので 安曇野からは見えません。
が、燕岳からは 安曇野が下に見渡せます。
展望もよく綺麗な山なので 中学校の集団登山にも使われます。
さてさて、お留守の間に 今日は 山蕗を取ってきました。
蕗は 北海道の大きな蕗のような物とは まったく正反対の とっても
茎が細くて 葉っぱも小さい伽羅蕗です。
もっと大きくなるまで待ったら いいのでは?とも おもいますが
食べ頃サインは 蕗の葉っぱが 虫に食べられているかどうか
という事で 私は判断しています。
この時期になると 蕗にだけ付く黒い芋虫型の 幼虫が出ます。
この虫が どんな成虫になるのかは 確かめたことがないので
わかりませんが たぶん蛾に なるんじゃないかと 想像しています。
山蕗は わらびと違って 皮むきやアク抜きが けっこう面倒くさいのです。
何かの本に 「茹でてから 皮をむくといい」と書かれていましたが
茎が細いので 茹でてしまうと シャキシャキ感がなくなってしまいます。
それで うちでは そのままあく抜きを するのですが、困った事に
たくさんの皮をむくと 指が茶色に染まってしまいます。
独特の香りもするので 何回も水を変えて アクをしっかり抜かないと
いつまでも水が茶色に 染まります。
一緒に きゃら蕗の 炒め煮を作ってみましょうか?
<きゃら蕗の炒め煮>
あく抜きの仕方
① ボールにたっぷりの水を張ります。 その中に蕗をつけておきます。
② 蕗の皮をむきます。 半分に茎を折ると 皮がするするとむけます。
反対側の方向に また半分に茎を折ると 残りの皮がするりとむけます。
それを 水に浸しておきます。
③ 水が茶色に染まります。 水を交換します。
皮の向けていない蕗は 水の中でくるんと反るので 見分けがつきます。
一晩 あくを抜きます。
あく抜きした 蕗 適当
しょう油 適当
みりん 適当
七味とうがらし 適当
サラダ油 小さじ1
① フライパンに油を引き 七味とうがらしを入れる。
② ふきを入れて炒める。
③ ②にみりん、しょう油を加えて 炒める。
④ 味が馴染んだら 火を止める。
⑤ 盛り付けて 完成!
きゃら蕗の炒め煮と わらびの天ぷら
今晩は ささやかな 山のご馳走ですよ。
♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:
| 固定リンク
「美味しいものとかお料理とか…」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント