久しぶりの…
9月末の国民健康保険の切り替えで 新しい保険証を届けに 久しぶりに お義母さんの施設に出かけてきました。
足が悪かったので 20日頃に面会に行こうと思っていたけれど 自分の治療のために 今月は まだ出かけていませんでした。 その間 施設からは留守番電話が数回 私の携帯にかかってきていました。
「一気に寒くなったので 冬物のズボンが欲しいそうです。
実はトイレで この一週間に数回そそうをしてしまいました。
本人はズボンが小さくて嫌だと申していますが そそうのせいで 今はそのズボンははきたくないようです。
しばらくは 同じことを繰り返して嫌だと言うと思いますので 今度 違うズボンをお持ちください。」との事。
「わかりました。」
足の手術のことも 施設の方にお話してこなくては これから1ヶ月間は 留守番電話に何回掛けてくださっても 誰もこんな事で 施設に通ってくれる人はいませんからね。
窓口で 担当のヘルパーさんが駆け出してきて
「どうなさったんですかぁ? 大丈夫ですかぁ?」と 担当じゃないたくさんの ヘルパーさんまで 出てきてくださいました。
「実は またやっちゃったんです。 今度は本格的に手術をして 完治してきますから…。」というと 皆さん ここに入れてもらえる原因でもある去年の事故を 思い出されたらしく
「わかりました。 きちんと 治してきてくださいね。」と 励ましてくださいました。
それから 2階の入所者の部屋へ。
主任介護士さんに 事のいきさつをお話して 何かあった時の緊急連絡先を 私ではなくダンナにしておいてもらうように 変更しておいてもらいました。
着替えの大荷物は リュックに入れて背負っていったのですが ヘルパーさんが片付けて置いて下さる事にしてくれました。
お義母さんは 入浴がちょうど終わった所で 補助用の手押しでゆっくりと歩いてくるところでした。
蒸気して 健康そうに見えます。
今日は 近づいていくと すぐに気付いて
「まぁ、久しぶり。 〇〇ちゃんも 足に怪我をしたんだね~。」と
松葉杖の私を見て 怪訝そうに 話しました。
「私も 足が悪くてなぁ。 こんなのを押さないと 歩けなくなってしまったんだわ。」と
同士を見つけたように 嬉しそうに笑いました。
怪我してるのに ここで笑う?のか~
義母の足は 不思議です。
最初にうちに連れて来た時は もっと足を引きずっていて 義母の周囲の人も本人も歩けないと思い込んでいたし、その後 介護申請のために市役所の介護の審査の人が判定に来た時は 杖もつかずに 2本足でスタスタ歩いて 周りをビックリさせたよね。
それで 徘徊が始まったから こっちも大変だったんだけど。
だから 今の「歩けない!」も 明日はスタスタ歩くかも?と ちょっと正直には信じられないんだ、私。
「だから しばらくは 顔を見に来られないけど 大丈夫だよね?」
「××ちゃん(ダンナの事です)の ご飯は誰が作ってあげてるのかね?」
息子の心配ちゃんとしてるじゃん。
ちょっとは 母親の意識はあるんだ~?(心の声)
「ちゃんと 食べてるから大丈夫。」
と答えると 何のことはない、自分の食べたい物がないという事が 言いたいらしい。
「ご飯は食べてるのかね? ここは 食べるものがないからね。 私は こんなに痩せてしまったよ。」
前より ずっと ぷっくら。 健康そうですけど…??
そうだったよね。 こんな会話。 すれ違ってる。
私のことは 今はどんな風に見えているんだか…。
アルツハイマーだったもんね。
つい忘れちゃうけれど 今日のお義母さんは いつの時代を生きているんだろう…?
思い出していた。 一年前の息苦しい日々の事。
この微妙な違和感に 振り回されない、気にしないことにした筈だったじゃん。
そのための施設で そのための入所だもんね。
元気で 普通そうに見えて そしてここで しっかり管理されている。
それでいいじゃん。
そう思っていると お義母さんは 何事もなかったように行ってしまいました。
また自分の世界へゆっくり 歩いていってしまったお義母さんを ぼんやりと見送ったのでした。
その間 わずか5~6分。
まだ そんな短い時間でも 記憶に残っているんだよね。
人間の記憶って 心って 謎だよね。 不思議な気がする。
近所のお友達から 「食べられる鬼灯(ほおずき)」を いただきました。
先日 何かのTV番組で ちょうど 同じ種類かどうかは 分からないけれど
「食べられるほおずき」を 美味しそうに食べている姿を見ていましたので
「ホントかね?」と 思った矢先のことだったのです。
普通「ほおずき」といったら 赤くて渋い中身を 指先でクチュクチュ 柔らかくして取り出して ただ口の中で「キュキュ」とか音をさせて遊ぶ~?か 可愛い姿を 飾って楽しむ物だったはず。
「浅草のほおずき市」なるモノにも 以前出かけた事がありますが そんなだったよね。
ほおずき=食べるという発想は そのTV番組を見て初めて
「それって あり?」と思ったほどでした。
「ちょっと クセになる味だよ。」と 持ってきてくれた彼女は言いましたが
ホント 初めての味
果物っぽい、スーツっぽいかな?
初めて ライチを食べた時の感覚に似てるかも、遠いかも…。
でも 美味しい~
今年は北海道の生で食べられるトウモロコシや この食べられるほうずき…。
珍しい食べ物に 当たり年なのかも。
初物を食べると長生きするそうだからネ (*´ェ`*)
ちょっと 得した 気分!!
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コメント
入院ですか、この際、神様がくれたお休みと思って、心身をリセットしましょう。
そのほうずき、先日、岩手の復興支援の物産展でジャムになったのを買いましたよ。
「ほうずきんちゃん」という商標で、同じ様な色、味は杏とトマトを練り合わせた感じでした。
自分等が知ってるヤツとは違う種別らしいですね。フランスではよく知られているとか…
手術が上手くいって早く歩けるようになることをお祈りしています。
投稿: メシダ | 2011年9月30日 (金) 08時03分
(=^0^=)ありがとう。 頑張ってくるよ。
本音を言うと 少々不安。
だって入院って 子供を産んだ時から 初めての経験。
リハビリのない時間なんかは いったい何をして過ごすんだろう?なんて 入院真近になって 考え始めていたりして…。
全然知らない土地の 全然知らない病院だから入院する前は 不安に決まってるけれど
だから ダンナ以外のだーれも 入院先の病院の行き方だってわかんないじゃんって所に不安感があるのかも…。
冷静な部分で考えると お義母さんだってあんな状態で長野に連れてきてしまって アルツハイマーってどこまで理解できてるのかも分からないけれど きっと 大いに不安の塊だったんだろうなと 心細さが理解できるような気がします。
知ってる他人と知らない身内どっちが 不安かな?
安住の地が見つかってよかったわ。
そうそう、ほおずきの話。
私にくれた彼女も フランスから種を取り寄せたって言っていました。
だから フランスで食べるとおんなじ味がするよって言う話でした。
世界中にはいろんな まだ見ぬ食べ物がいっぱいあるんだよね~。
メシダくんって B型でしょう?
新しいもの食べるの 怖くないタイプだよね?
この彼女も私も B型なので どんどん美味しものは珍味であろうと初めての物であろうと 食べてしまいますが AB型のダンナや長男 実家の姉なんかは 絶対手をだしません。
私が「絶対に美味しいから~。」とか「騙されたと思って食べてみなさいよ。」などと 頑張ってやっと
「ブツブツ」言いながら口にします。
もしくは 私じゃない自分の友人や先輩とかが「あれは美味いな。」とかのお言葉を聞いてから やっとです。
そんなんで いっぱい損をしている気がするけど…。
だって そういうのって 初めての感動が 大きくモノを言うはずだもんね。
投稿: うっちゃん | 2011年9月30日 (金) 12時00分