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2011年11月15日 (火)

入院… ⑤

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 今朝は 寒かったですね。 よく寒い日は膝が痛いとか 古傷が痛いとかいう話を聞きますが 今日はその話が 真実だと分かりました。
 手術の痕が ぎゅっと縮こまるような 感覚とでも言うんでしょうか…?
痛いというよりも 疼くと表現した方がピッタリとくる 感覚です。
それだけ 今朝は冷え込んだと言うことでしょう。
 これからは 今まで以上に 膝の完全暖房対策を考えなくっちゃ…と 思った朝でした。


...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

 今日からは 手術後のリハビリ生活の話でもしようかなぁ~?
でも、その前に 再建手術ってどういうことなのか 簡単な説明でもしましょうかね~。



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 この図のように 手術後の傷は 膝の左右2ヶ所(新しい靭帯を固定した箇所)と
内視鏡を入れるための物と 新しい靭帯に利用するための筋肉を切断するための1ヶ所の合計4ヶ所です。

抜糸後のこれらの傷は 思ったほど大きくなくて この中で一番大きな傷跡は内視鏡を入れた3センチくらいの大きさで この傷がまだちょっと突っ張った感じがします。


 手術の1週間位は 左足はアイシング(ここの病院では点滴の容器に食塩水を入れて凍らせていると看護師さんがおっしゃっていました)を していました。
特に手術後の丸1日間は たった2個の氷をいれた袋が 重く感じられて まさに身動きができないので 手術の足の痛みよりも 「腰や背中が痛い…」方が よっぽど辛かったです。 
2日目には 自分で車椅子移動で 自分の身の回りの事は出来るだけ自分でする事に なっていたので ベッドから起き上がることが出来て 腰や背中の痛みは すっかり影を潜めましたが、車椅子でトイレに行くということの大変さに 頭を使いました。
ぐるぐるに包帯で固められている足を ベッドから車椅子へ、車椅子からトイレやベッドの周りを小回りさせるのは なかなか難しいのです。
なにしろ 傷のある足が一番遠くにあるので ちょこんと 壁やらベッドの端やらに 当たってしまうのですよ。
 「おっと まずい…! 当たった


 お隣のベッドの井出さんは 右足骨折で 9月末から入院していたのですが 約1週間の車椅子の先輩だったので 見るに見かねてか 上手に乗るコツみたいなものを 伝授してくれました。
それで お隣同士 意気投合。 
仲良しになって いろんな世間話を何日間も それこそ一杯しましたよ。 
どこの奥さんも みんな大なり小なり 家族に問題を抱えているものなのです…ね。

 井出さんの足の手術は 私より2日後でした。
手術後の写真を見せあって
 「これは大変だったね~。」と お互いに慰め合いましたよ。
足が使えないってのは どこがどうなっても いただけない~ものなのです

 

 でもね、人間てやっぱり 知能があるんですよね。 
たった1日でこの車椅子もなんとか ベッドとベッドの間の狭い隙間も 抜けられるようになり 数日後には 狭い病院内を 自在に動き回れるようになりました。
 慣れてきた頃には 車椅子は卒業になってしまうんですけれどもね…。

 リハビリは動けるようになったその日から 担当の宮下先生がやってきて
 「ベッドの中でも 足を動かすように」と 即 始まりました。

 機械で足を曲げ伸ばしする運動も 始まりました。
最初は 20×90 というのから始めました。
膝の角度が90度、膝の伸ばしが20度 ということです。

 この時は包帯の下には 固定用のギブス代わりの板を装着しています。
リハビリのたびに 看護婦さんが包帯を巻き直してくれました。

 
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 点滴は手術後には 数種類ありました。 薬も 数種類出ていました。
点滴は どうってことないんだけれど 看護婦さんの注射の上手、下手の格差はだいぶあるようで 一日に数回 失敗された時も 腫れて浮腫んだ日もありました。
早く上手になってね。 (。>0<。)
痛み止めの小さな点滴の袋が 一番長く 1週間続きました。 朝晩 約20分間。
これが終わった日には 晴れて自由な気分になりました。(笑)

 飲み薬の痛み止めは 個人差で飲まなくても大丈夫だと思った時に 自己判断で中止していいとの話で
 「早めに止められるのなら 早いほうが体にいいですよ。」
と、看護師さんが言うので 2日間でやめました。

 

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 手術から4日目。 
院長先生の回診の後、傷の腫れ具合を見てもらって 傷口に防水シールを貼ってくれました。 このシールで抜糸の日まで 消毒をしなくてもいいし 入浴も可能になります。

といっても、まだ一人では歩けないので 第1日目は 看護師さんが左足にサランラップをぐるぐると巻いてくれ ビニール袋をつけてのシャワーのみですが…。
その上 見張り付きなので 落ち着いてシャワーも 浴びた気分ではなかったという本音。
でも、約1週間ぶりの シャワーは汚れが落ちて 本当に気持ち良かったです。
 温泉が湯治といって 長い間病気の治療に使われているのが 体験としてわかる…わ。



 続きは (o・・o)/~。

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