光城山の 光る水田
昨日の金環日食。
安曇野も朝から ギラギラ 日射しが眩しい~。
日本全国 晴れマーク、絶対見えるよね。
朝6時頃から始まって9時頃に終わるという 新聞の金環日食の予想地図から ギリギリ(?)かな~的な位置にある安曇野市。
それでも もしかしたら~という期待と共に サングラス、ピンポイントで見る影のために穴を開けたダンボールの紙と カメラを充電して用意しておきました。
せっかくここが一番の届きたての一眼レフのカメラは まだ 私が使いこなせなくて
「太陽はどうやって撮ればいいいいのぉ~」
状態で…
だってね、国立天文台のHPで 黒い遮光フィルターをつけるとか 望遠レンズに交換するやら 書いてあるじゃない。
もう~、じゃあ無理じゃん。
写真は ピンホールで欠けていく影を数枚撮りましたが なんだか絵にはならない。
カッコイイ 光のリングの写真は しかたないと 諦めていました。
7時30分。
専用の300円位のウルトラセブンみたいなメガネも用意してなかったので
真っ黒サングラスで 見ていました。
ダンボールの紙に開けた穴は確かに三日月型に どんどん変形していき 空は薄暗くなりました。
でも 東京などで中継されているまん丸ではなくて ちょっとだけ欠けた形でした。
朝早くから外にいたメグタは 不思議なことに 空が少しづつ暗くなってきた
7時20分くらいから 家に入ると騒ぎ始めていました。
本能的に 寝ちゃおうと思ったのかな?
朝日新聞の今朝の一面記事。
あっという間の金環日食は 通り過ぎていきました。
終わってしまえば 何のことはない。 新聞の写真で我慢しようっと。
何事もなくその後は 終わるはずの月曜日。
ところが ダンナに山仲間から
「今日の夕方は 信州では 年数回しかない空が 真っ赤に燃える日」という情報が…。
そんな情報が大好きなダンナのことです。
「夕方 光城山に登ってこようぜ。」と 来た。
「いいけど…。 真っ赤になるの?」
「それはどうだか いってみないとわからん。」
水田に落ちる夕陽は 去年も撮りに出かけましたが なかなかの見もので とっても綺麗です。
その上 空までが真っ赤な夕焼けになるなんて ステキかな?
真っ赤になればだけど~(笑)
水田に夕陽が差すのも ほんの1ヵ月くらいの短い間だけです。
苗が大きくなってくると 水田はもう光らないからね。
「まぁ、行ってみる。」
という訳で 即 出発。
即じゃないと 夕陽に負けちゃうからね。
「光城山」の光が差す水田は とっても魅力的ですが、標高911.7mの山登りをしなくてはなりません。
山に沈んでいく太陽と競争なんて、ねぇ。
ちなみに ダンナは駆け足で17分で登るそうですから
「(私がいるから) 30分は かかるかな?」
と 笑って言いました。
家から車で30分、上りに30分。
さてさて、 山に太陽が落ちる6時30分までに 綺麗な写真を撮れるか…?そんな
心配は どこかにあったものの 登り始めれば 後は頂上まで進むしかないのが 山登りです。
登り始めて ジグザグに急登、つまりS字カーブが続く道を登るんですが
時々 桜の木の間から下の水田が目に入ってきます。
水面がキラキラしているのが見えてきます。
「わ、わ、間に合うかな~?」
いつもは 途中で休み休み 登るのですが 今日は休めない。
いきなり急登なので 始めっから息は苦しく、自分のゼイゼイという呼吸音のみが聞こえてきます。
下山の人が上から降りてきて
「こんにちは!」「頑張って!」の声を掛け合います。
普通はもう下山の時間だよね。
ダンナははるか上の方でチラチラと登る姿が 垣間見えています。
何回も登っているので もう 間違える事はないだろうと いうことと
ダンナもスマートフォンで 夕陽を撮りたいと思っているので 雲がどれくらい切れるかということを 心配しているみたいです。
頂上からの輝く水田。
綺麗でしょ?
ですが、雲が多くて 残念ながら空が真っ赤に染まることはありませんでした。
なので 水田も去年ほどはキラキラ感が少なくて ちょっと残念。
でも、これは 山に登った人にしか見られない風景です。
写真より 実際の方が数倍も 感激的なのですが 感激は登り終えた苦労がオマケで付いているので お届けできませんので あしからず
大きな山を被った雲に太陽が沈んで(でも、本当は雲の中で 山の影に隠れたわけではないので空は明るいんです)
大急ぎで 下山しました。
下山は 私にとって 足に負担が多く辛いんですが「光城山」には ちょっと遠回りになるのですが少しなだらかなコースもあるので こちらを選んで降りていけば足への負担は半分でした。
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