北京はデカイ ~ その②
ここは 明の十三陵・定陵。
「明朝16皇帝のうち13人の陵墓があるところからこう呼ばれているそうです。
現在公開されているのは参道の「神道」と 「長陵」「定陵」「昭陵」の3陵のみだそうです。定陵は14代神宗(満暦帝)と二人の皇后の合葬墓。
主だった地上建築物は戦火で失われていますが、地下宮殿が見もの。」
と ツアーの初日に 中国に詳しそうなオジサマに 頂いた資料に記されていました。
この門から 入ります。
ここで ガイドさんが「今から 地下宮殿に入りますが 地下宮殿を見学してここに戻ってきた時に 必ず言わなくてはならない言葉と しぐさがあります。」
と力説しました。
地上から地下の世界へ つまり死者の世界に入るのですから きちんとお払いをしなくてはなりません ということらしいのです。
「おお! それは大変!」
私って その手の話けっこう信じちゃうのよねぇ~
「ホエ ライ ラァ~ こう叫んでください~。 わかりましたかぁ~? 忘れないでくださいね。」
「は~い。」「はい」「はい。」
ガイドさんが 地獄絵の説明をしてくれています。 (写真下の黒い影がガイドさん。)
ここは 発掘現場がどのようにして行われたのかが わかるようにトンネルが残っています。
先程の解説では 3つの陵がと書かれていましたが ガイドさんは
「ここだけが発掘された」と説明されていました。
たった一つのお墓でもこんなに大きな山なので 13人のお墓の大きさって…
大きな国ならではの 規模ですよね。
地下宮殿と言っても こんな風に大きな棺の跡があるだけです。
中国の人は 棺の跡にお賽銭を投げ入れる習慣があるのか お札が山のようになっていました。
地上は33度もある真夏日ですが、地下はひんやり涼しかったです。
さあて、 ガイドさんの紹介をしましょうか~(笑)
長身でカッコイイガイドさんの方雷さんは 49歳なんですって。
北京大学卒で 日本にも住んでいました。
美人の若い奥さんと7才の僕ちゃんがいます。 明るくて面白い人でした。
「中国の男性は 40代が一番のお金持ち。 年収700万円ね~。
20代の若い奥さんをもらう。 北京のマンションは 内装が何にもついていなくて3000万。 40代じゃなくっちゃ結婚できないよ。」
という話を バスの中で毎日してました。
40代で600万から700万って 日本の同世代よりよっぽど稼いでますよね。(凄)
それに 40代でパパになるってのは 重たいよね。
だって、息子が一番お金のかかる大学生の時期に お父さんは60代じゃん。
中国の教育費は 国が負担してくれるのかな?
そうじゃないと 親は ずっと バリバリ頑張らなくっちゃダメっていうことだもんね。
一人っ子政策だし 重いよね~。
どうなんだろう~と考えてしまいました。 頑張れ 方雷パパ。
出口の門の所で 例のやつを全員でやりましたよ~。
足から腰、背中、お腹、肩 頭を ぱんぱんと叩いて 体から悪霊(?)を払います。
そして 大きな声で
「ホエ ライ ラ 」
両手を空に向かって振り上げて 完璧(笑)
完了です。
ここで 疑問が…。
デジカメを撮るので キョロキョロ周りをいつも見ている私には 後ろからやって来る
絶対に中国人っぽい人たちは だぁれも コレやってないよ~ということに しっかりと気づきました。
(´▽`*)アハハ~あ
これって 「観光客用の イベント~??」かも。
北京から帰って
あの「なんとか~!」が 一体なんて言っていたのか 記憶から全く消えている私。
中国語に詳しい 北京で同じツアーだった井上氏に 聞いてみました。
「回 来 了 !」(ホエ ライ ラ!)で
一般的には「ただいま。」という意味だそうです。
地獄の底から無事に帰ってきたよ…ということなんじゃないかと 教えられました。
う~ん。 なるほどです。 納得ですよね。
中国語が話せたら 今よりもっと 楽しかったかも~です。
明日は いよいよ 「万里の長城」の記事ですよ。
(o・・o)/~ 再見!
<オマケ>
北京オリンピック会場 鳥の巣
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