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2012年8月22日 (水)

あずみ野周遊バスの旅

 暑いね~。って禁句だよね。
ダンナは涼しい北海道
(でも、電話で20~21日は 帯広でも30度越えだったんだって
始めは快適~と 喜んでいたのに 日本中猛暑だね)

 ダンナのいぬ間に ちょっと メグタも留守番させて いざ、息抜きに 出発~だ
といっても 車ないんだよね~

で、見っけ 
あずみ野周遊バス1日乗り放題800円があるじゃん

夏休みの7.8月やゴールデンウィークなんかに特別に運行されるバスなんです。
去年、友人がこれを利用して ちひろ美術館にいったのです。
あの時は アイデアを提供しただけで 自分は乗ったことない~(すいません)

安曇野市のホームページで調べてみました。
どこで降りても1回400円。一日券は 1日何回乗っても800円

 10年くらい前の ここが安曇野市ではなく穂高町と呼ばれていた時は 100円バスなるものがありました。
100円は超お得なので 数回乗りましたが穂高町まで 約1時間。一日3往復のみ。
一番利用したい朝の時間帯と夕方5時以後は 走っていない。

タクシーだと 駅から家まで約15分。 車なら普通なんだけど、料金3000円前後。
高い!
ああ、どっちが~?って選択肢ないじゃん。

やっぱ、車…だな。
そんなで ほとんど バスには乗ったことが なかったのですが…。

 やっぱり バスの本数が少ないので 800円有効利用のコースを考えてみました。
私が学生の頃は 超貧乏旅行だったので JRの周遊券を利用して 電車やバスに乗り込んだものです。
なんだか懐かしい。
だから、地元なのに ちょっと 「ワクワク」します。
デジカメと ペットボトルと 小銭と バスの時刻表を持って…

 まずは 「有明山神社」へ。
ここに 来るのは 息子が小3の時以来です。
当時の息子の先生は 産休になってしまった担任の代わりに来てくれた退職したばかりのお爺さん先生(今なら60歳はおじいさんとは思いませんが 当時はそんな感覚だったんです、ゴメンナサイ)で とっても人望のある人でした。
 「クラスレクリェーションを この神社でやろう!」 だったのです。

 うちも森の中ですが ここはもっと山の中です。
今は 有明山神社の周辺にもたくさんの猿が出没して 困っているみたいですが
当時は まだ猿は山の中から下りてくることはありませんでしたから 大きな山の中で
たくさんの子供たちが大声で 叫んでも 歌っても苦情が来るなんてこともありません。
大縄跳びをしたり オリエンテーリングをしたり 宝探しをしたり…。
親も一緒に 鬼ごっこをしたり 楽しかったなぁ~(笑)
そのおじいさん先生は 息子が高校生の頃に亡くなられてしまいましたが…。
有明神社は 先生をフツフツと思い出させる場所です。



 そんな思い出話は さて置き、

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 ここが「有明山神社」の入口。 鳥居があります。
この隣に「くるまや」という美味しいお蕎麦屋さんが ありますが
今回は バスの旅~それも一人 なので 次のバスの時刻表を気にしなくてはならないので パスしますね。

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 鳥居の隣には こんな立看板が。
なんて書いてあるのかというと そのまま 書き写します。


有明山を神体山とし、全国的に崇敬されている。祭神は「手力雄命」「八意思兼命」「大日貴命」他数柱が祀られている。境内の神楽殿には、橋本雅邦の筆になる花鳥風月の絵があり、また日光陽明門を模した祐明門には眼猫12支24孝の彫刻がある。

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綺麗な黒松の参道を歩いていくと 山門が遠くに見えます。
 こんな綺麗な気持ちいい神社なのに 私一人。
もったいないくらい~だけど ゆっくり写真が撮れて 嬉しいかも。

 なぜ 有明山神社へ?
って思うでしょ。 
そうなの、こんなに近くなのに なかなか行かれない場所だから…です。
ダンナはこういう神社系は 駆け足で通り抜ける人なのです。
私は 鳥居をくぐって境内を歩くだけで癒される人なので ゆっくりしたいのに お賽銭を投げたら 「さぁ、帰るぞ。」はないでしょ。



有明山神社概要:
 
有明山神社の創建は不詳ですが古くから有明山の山岳信仰として信仰の対象になっていたそうで、坂上田村麻呂が東夷東征の際、この地を訪れ戦勝祈願を行ったと伝えられています。
明治時代初頭に発令された神仏分離令により神社として独立し明治8年に現在地に里宮(現在の本宮)が建立されました。
正面にある随神門は明治35年に
日光東照宮陽明門に模して建てられたもので三間一戸、八脚、妻二重虹梁、切妻造軒唐破風付、銅瓦葺、棟梁は佐々木喜十、彫刻は清水虎吉が担当し「祐明門」と呼ばれています。
手水舎は切妻、瓦葺、正面には麒麟と鳳凰、裏面には鷹と虎、左面には牡丹、右側には龍の彫刻が施されています。
御祭神は手力雄命、八意思兼命、大己貴命他。



上記は 有明山神社のHPで見つけた概要です。
奥社は 有明山に社があるそうです。



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 上の4枚の写真は 概要文中にある手水舎です。
天井には 立派な龍が彫られています。


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 そして 今回 じっくり見たかったのが この「祐明門」
小さな神社の山門なのですが これがまた 彫刻がスゴイ。


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 日光・陽明門を真似て作ったと きちんと記されてはいるものの 明治35年からおよそ100年。 彫刻も天井絵も 信州の厳しい風雨雪にも色あせないで保存されています。

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 さて、境内には もう一つ 不思議な石があります。

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 この石は以前にはなかったものですが、世界でたった一つの この穴をくぐるだけで
開運招福の石なのだそうです。

隣に 説明の立看板がありましたので 書き写します。

この記念碑は明治二十四年に全国から集められた短歌が当神社の社宝として保管されて来ましたが、今度「残月集」として発刊され、これを記念して作られたものです。
東面に「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」
(分に安んじて貪らない)
西面に「吉呼員和(キチヨンデカズワス)」(喜びを集めて和やかに)
(石の中央の口をそれぞれの字の上下左右につけて読む
石は直径1.55米、厚さ0.3米、重量2.4トン)

開運招福の石としてこの四角をくぐりぬけて吉運を集めて下さい。
日本に一つしかありません。
尚、怪我のないようにくぐって下さい。

 ここをくぐり抜けるだけで 吉を呼んでくれるのならば 誰もいないことだし…
くぐり抜けてみなければ お話にもならないじゃない(笑)

 「どっこいしょ~。」   という訳で 私でも通れます。 
カッコ悪かったかもしれませんが 私を見て 笑っていたのは「有明山の神様」だけ…ですもんね。

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 本殿には 50円のおみくじがありました。
 「ウヒョ~ン だ・い・き・ち

 私にも「吉」を貰って 「運」がついてきたかなぁ~。 何か嬉しい。
でも 文面には
「安心して油断すると せっかくの幸せが禍となります。」
心せよ~と書かれていました。
苦あれば楽あり、楽あれば苦あり…大分 経験しましたが まだまだなんでしょうね。


 そうそう、バスのガイドさんが言っていました。
「有明山神社」は 今流行りの パワースポットなんですって。
確かに 境内は なんだか気持ちいい感じがしました。


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 さて、次のバスが もうすぐ来ますよ。

次は 駅前で所要。銀行へ(これは義母の用事)。ついでに通帳の繰り越しで新しい通帳を作ってきました。 これは 本店じゃないと…コンビニATMじゃ無理ですからね。
余った時間で 駅前の穂高神社にも 行ってきました。

 これもバスのガイドさんが「穂高神社の 大杉・考養杉も パワースポットだそうですよ。」と話しておられました。
今さらブームもなにも 神社って 気持ちのいい場所ですよね。


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さて 周遊バスは 次に穂高駅から ちひろ美術館へ向かいます。

続きは 明日 (o・・o)/~

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コメント

うひょ~ん!笑

今回はうっさんの夏休みスペシャルだね~。

いいね~!穴通るの楽しそう◎

投稿: やよっさん | 2012年8月22日 (水) 15時21分

やよっさん様。

いいでしょ
やよっさんも 神社派だもんね。
こんな爽やかな場所で
古銭みたいな石をくぐったら「吉」がやって来るっていうのがいいよね。
「福」とか「運」とか「富」なんていうのだと
金銭がからんできそうだけど 「吉」って多くを望まないけど良いことっぽいじゃん。
いい言葉だよね。嬉しいし…。
もし偶然見つけたとしても 絶対 やってみるよね(笑)

投稿: うっちゃん | 2012年8月22日 (水) 17時20分

安曇野周遊800円バスはいいですね。私の住む妙高高原もそのようなサービスあればいいのに。妙高高原(赤倉、関・燕、池野平の温泉、スキー場)-黒姫高原ー斑尾高原周遊乗り放題、おり放題2コインバスとか。
ちなみに、妙高高原は新潟県、黒姫と斑尾高原は長野県ですから、実現は100パーセント不可能ですね。

投稿: ゆ~ | 2012年8月23日 (木) 16時34分

ゆ~様。
コメントありがとうございます。

ゆ~さんも長野県人なんですね。よろしくお願いします。(=^0^=)/

妙高高原は 若かりし頃にスキーに行ったことありますよ。
それに戸隠の越水っていう所に住んでいた時もありました。
あちらは安曇野の森よりももっと山が深い気がしますね。
信州は地元の人よりも観光客優先ですから、田舎に行けば行くほど
地元民のためのバスは少ない気がします。
観光客優先でもいいので 主に夏場だけ、スキー場の近くは冬場だけとか
人の集まる時期のみでもいいので 周遊バスがあったら嬉しいなと
思う場所はたくさんありますよね。


妙高~斑尾 綺麗な湖や高原がいっぱいありますね。
自由乗車のバスが通ったら 本当にいいね。

投稿: うっちゃん | 2012年8月23日 (木) 19時10分

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