原発なくても ええじゃないか♪
ヽ; 2010年 3月11日。 ちょうど今から 2年前の今日、日本人が絶対忘れられない 大震災が起こりました。
大地震と津波です。
あの日 私を含めて 日本中のほとんどの人が 津波が町を村を 飲み込んでいく様子を息を飲んで見つめていたことでしょう。
震災に合われた方の ご冥福をお祈り申し上げます。
予測不能の大地震。
それによって 起こってはいけない大事故が起きました。
絶対安全だったはずの 「福島第二原子力発電所」は メルトダウンを起こして たくさんの放射能が近辺に放出されてしまいました。
チェルノブイリと同じ 状況に追い込まれたのです。
当時 東電は「メルトダウンではない」と 何回言い切ったことでしょう。
2年経ってやっと 「あれはメルトダウンだった」と TVで発言しています。
嘘まみれの東電の行動でした。
今となっては 悔やんでも どう言い逃れしようと 取り返しのつかない「原発事故」です。
あの後 もっと、もっと 事故の真実と怖さを 国民が理解していたら~「全基 危険とみなされ停止まっていた 原発」は廃炉に向かって 着実に進んでいたかもしれません。
生活がかかっている地元住民の辛さもわかりますが。
原発を優先して導入した張本人の「自由民主党」政権。
今回 国民が選挙で選んでしまったのだから 先行きは暗いなと思っていました。
自民党は 選挙の時に 「廃炉にする」事も 「原発をなくす」という事も 言わなかったんですよ。 言わなくったって 普通に考えたら 自分たちが作った美味しい原発を 止めるはずなんてないじゃありませんか。
廃炉にするためには 1台40年、原発の建設費用の何倍もの廃炉費用が掛かりますからね。
で、案の定 先日 国民に何の相談もなく 安倍総理大臣は「原子力発電を絶対に再開します。」と宣言してしまいました。 ありえません。 ( ゚皿゚)キーッ!!
日本人なら 誰でも心を痛めている「福島第二原発事故」。
2年が過ぎても 何らの放射能をなんとかする方法は 依然として見つかっていません。
福島原発は 建物もあの日のままで 放射能は今現在も 空気中を漂っています。
NHKの報道番組で 最新イギリスの廃炉の実態を報道していました。 メルトダウンの報道番組も何本も報道されました。
ご覧に成られたでしょうか? 原発最前線の現状でさえも あの通りなんですよね。
今最大の処理の仕方は 漏れないように現在考えうる最強の容器に封印して地下深く埋めるんです。
要するに「原発事故が起きた場合 放射能をこの世の中からなかったものにする方法は 世界中のたった一人も まだ見つけていない」ということです。
人間が手を付けてはいけない物を 「安全」と称して パンドラの匣を開けてしまったということなんですね。
元に戻すことができない「原発」。
だったら 稼働なんか絶対してはいけないでしょう 絶対にダメですよね
それで 3月10日 日曜日
「2013年 つながろうフクシマ! ひろげよう脱原発 大行進 in 松本」に参加してきました。
集合場所は 松本城公園です。
安曇野を出発したときは 強風混じりのけっこう強い雨が 降っていました。
去年の参加者は 松本で1800人だったそうですが 今年はこんな空模様。
人数は 年々減少するだろうな、人はどれくらい集まるのだろう?と思いながら 小雨のぱらつく 松本市内をお城に向かって歩いていきます。 まばらな傘を差す人びとの後ろを ゆっくりと歩いていくと もう 公園には たくさんのカラフルな傘が並んでいました。 町中には見かけなかった たくさんの人が ここにちゃんとやって来ていたんです。 パチパチ なんか嬉しい。
思いは 同じ…「脱 原発だよ、ね。」
朝の天気予報では 12時から3時までは 雨マーク。
ちょうど 大行進の時間帯がピッタリはまっているので
「もしや福島人の涙なのかしら~。」
けれど 集会が始まる時刻には 雨は 嘘のように徐々に 上がってきました。
傘が閉じられて 人々がずんずん増えていきました。
開催主催者の話では 「2013年 つながろうフクシマ! ひろげよう脱原発 大行進 IN 松本」の参加者は 公園内に1200人 外にいる人も合わせると約1500人位になるだろうということだそうです。
わざわざ こんな悪天候の中 ただ歩くために 集まる人々の大行進。
みんなの思いが どうか叶えられますように…です。
日本中の 北海道から鹿児島県まで たくさんの人々が 原発はやめようという人間として、親として当然の願いが 届かない怒りの思いをこめて 日本国に向かって大行進しているのに 何故 政府や電力会社には届かないんでしょう。
「やめよう」は 国民の命を守るために 正しい答えのはずですよね。
会場には たくさんの子供たちの姿も見られましたよ。
彼らが 大人になる頃に どうぞ放射能被害の大人がいっぱいになっていませんように…。 原発はもう過去の負の遺産として 停止されていますように…。
福島から見えた原発被災者の方々のお話が終わり 黙祷も終えて
大行進が始まりました。
どこかの松本の市民グループに参加していない 一匹狼の私は いろんなグループの中から一番パワフルで 明るいグループの中に 紛れ込ませていただきました。
彼らの掛け声は
「原発なくても ええじゃないか」
「原発なくても ええじゃないか」(みんなの声)
「子供のためにも ええじゃないか」
「子供のためにも ええじゃないか」
「原発なくても ええじゃないか」
「原発なくても ええじゃないか」
「地球のためにも ええじゃないか」
「地球のためにも ええじゃないか」
「中部電力 浜岡 廃炉」
「中部電力 浜岡 廃炉」
「廃炉」 「廃炉
」 「廃炉
」 「廃炉
」
これでしょ。 私がずっと言いたかったこと。
まったくその通り。 いま叫ばないで いつ叫ぶんだ~!
大行進は 松本城公園から松本駅広場までの 約1Kmです。
人々の流れは続きますが 本当にあっという間の 距離です。
沿道では 「原発 いらない」 「再稼働 反対
」と 叫んでいるグループもありました。
松本駅前で行進の全日程は おしまい。 その後は各自 自由解散です。
松本の市民は さっと集まり ごくごく自然に静かに解散していきました。
ご苦労様でした。
たくさんの人々が 発信した「原発反対」。
届くでしょうか? 立ち消えてしまうでしょうか?
原発は 人偽的な 人間の傲慢さが生み出した人災です。
同じ過ちをもう二度と起こしてはいけません。 福島原発の核の威力は 長崎・広島に落とされた原子力爆弾の20倍もの威力があるんだそうです。
それが日本中に 50基以上もあるんです。 古くなったからと放置したとしても どんなものでも寿命はあります。 一番消えて欲しい放射能よりも それを保存している容器の方が寿命が短いのだから 今が完璧で保存できたからと言っても いつかまた 次の時代の人々が 放射能漏れという問題に行き当たらないとも言い切れません。
自然には消化できない物…原子力
だから せめて 「原発 反対、原発 廃炉。」 叫ばずにはいられません。
どうかお願いします。 遠い未来の 私たちの家族のために。
PS. 安曇野市は 平和宣言都市になったそうです。 先日の広報に書かれていました。
なので 安曇野市でもこういう大行進があるだろうと 市のホームページを探してみましたが 一行もそれらしい記事は掲載されていませんでした。
安曇野市は 名前ばっかりで本当の意味の「平和意識」が どうなんだろう?
今叫ばなくって いつ叫ぶんじゃ~?
長野、松本、塩尻、諏訪、上田、佐久、飯田、伊那など 長野県内のほとんどの市で 大行進が この9日、10日の週末に 開催されました。
こんなに綺麗な夕焼け。 「大行進 in 松本」の帰り道の 安曇野の空です。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 夏だもんネ(2020.08.06)
- 2020 夏 元気です!(2020.07.31)
- 涼しすぎるでしょ(2018.08.20)
- ずっと青空なんだけど(2018.08.06)
- 酷暑だ。;(x o x);(2018.07.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
おじゃましまする。
平和都市 広島 住人です。
平和ってなに?ってわかってるのかなぁ~と
訝しく思ってる日々です。
でも 声を上げること、行動に移してみることは
とても大きなことですよね。
脱 原発がなにより大事ってことくらいは
みんな知るべしですよね!!!
今もなお チェルノブイリは残務整理が終わらない。
福島だってまだまだかかる。
事故が起きる前に止めなくちゃ。
それがどんなに必要なことか。みんな知らなくちゃ。
東電が隠してる事実はまだまだまだまだあるんです。
不安を煽ってパニックがおきるのはいけないけど
不安も感じないって恐ろしいです。
政府のいうことや東電の安全ですという基準を
信じちゃダメ。
自分で調べていっぱい知りましょう!えいえいおぉ~!
投稿: るぅ | 2013年3月12日 (火) 17時36分
コメントありがとうございます。
そうですよね。
目に見えないものが一番怖いです。
大丈夫、安全ですっていう言葉を こんな大事故が起こるまで 国民のほとんどは信じていました。
長崎・広島の原爆も 今でこそ報道されて全世界が知っていますが
日本人のほとんどの人は 何十年もその被害の大きさや辛さを知らされていなかったんですよね。
戦争は日本中を傷つけていたからです。
私は教科書ではなく図書館の「黒い雨」という本を読んで
衝撃を受けて 広島と長崎に出かけてみました。
今から30数年も前のことです。
そんな広島県人の平和行動は いつも素早いですよね。
傷ついた被害者の方には 何もしてあげられないからせめて「原発 反対」と叫んであげたいと思います。
投稿: うっちゃん | 2013年3月12日 (火) 19時21分
うっちゃんさん、ありがとう。
ちょっと時間がないので短くすませちゃいますが、「いいね」を百回しても足りないくらい、全面的に賛同!
「黒い雨」は私も三十数年前に読みました。
ぐずぐずと原発なんかを頼りにするから新エネルギーの開発が遅れるんです。たとえ貧しい暮らしになっても原発はいりません。
投稿: あー | 2013年3月13日 (水) 03時17分
久しぶりですね。 コメントありがとう(=^0^=)
去年 国民に原発をどうしたいか?というアンケートをしたと報道されました。
全国民のほとんどが「すぐ廃炉、10年後に廃炉、時期は決めないが廃炉」という方向に賛同していたはずです。
ってことは 原発反対が本筋のはずです。
国民の気持ちは変わっていないのに 廃炉案は いつの間にか 消えてしまいました。
津波、大地震の被害も大きく 2年たった今でも復旧できてはいない厳しい状態ですが
原発の問題を抱えている福島とは 違って自分の土地で自分の力でいつか立ち上がれます。
時間はかかるでしょうが 頑張って欲しいです。
原発は <あの時のまま 人々が時間が解決してくれる(ってそんな馬鹿な!)忘れてしまうようにそっと封印>
に してはダメです。
だって 今も現在進行系なんだってこと 忘れてはいけません。
最近のニュースは PM2.5で汚染をいっぱい報道していますが もっともっと
放射能の方が危険度は高いと思いますよ。
だって国内・福島県から放出されているんだからね。
たくさんの人が発病したら 国はますます逃げ腰で補償問題を遠ざけるでしょう。
だから 今 なんですけどね~。
投稿: うっちゃん | 2013年3月13日 (水) 10時11分