ひな祭り
明かりをつけましょ ぼんぼりに~
そんな可愛い歌声が聞こえなくなってから 久しい我が家の 「ひな祭り」。
それでも 我が家の片隅には お雛様が 今年の寒さに震えながら 優しい光を放っています。 3月3日、そう今日は ひな祭りです。
先日 「女の子が生まれたら 雛飾りは 妻の実家が贈るべきものなのか~?」という話がでました。
どうやら世間的には それが常識と思われているお家の方が 多いようです。
でも 家族が核化して マンション住まいが多い現代には 少しずつ感覚も 変化しているようですね。
育った環境が違えば 「お雛様」ひとつ 行事一つに対する 感じ方も違うということです。
ダンナの家からは そういうことへの関心は全くないらしく 関わりを持つことは ありませんでした。 なので ダンナは 今も伝統行事には ほとんど無関心です。
我が家では 長女が生まれた時に 私の実家の父が 「松本には 有名な人形の町があるそうだってな。 これでお雛様を買ってやれよ。」と 現金書留でお金を送ってきました。
そのおかげで 松本のある小さな人形工房で この綺麗な お雛様に巡り会いました。
たくさんの人形たちの中で ポッと輝いていた気がしました。
迷うことなく 我が家にやって来た お内裏様とお雛様。
あれから 欠かさず毎年 飾っています。
そうなんです。 このお雛様は 娘たちを守るためのお人形なのですが 一番のお気に入りは 私なんです。
実家の浜松にも 「人形町」という地名こそ残っていませんが お雛様が飾られたお店が並ぶ通りがありました。 子供時代は 松菱デパート(今も ありますか?)のある浜松駅周辺は 親としか出かけられない憧れの場所だったんです。
今ならば 実家からほんの数キロの距離、大人なら ゆっくり歩いて約30分弱。 考えてみたら 子供の足でも 歩いてだって行ける距離だったんですが…。 今の子供たちのように 塾へ習い事へと遠くまで出かけていく時代ではなく 学区内から出てはいけない暗黙ルールが ありましたし そこからわざわざ出かけなくても 十分に楽しい子供の世界が広がっていましたからね。
脱線しましたが、とにかく お雛様の並ぶお店の前を歩くときは 子供心にも何故か嬉しかった記憶があります。
松本市も 城下町です。 大手町周辺には たくさんの人形を扱っているお店があります。
最近は お雛様も 企業化した宣伝と 展示で高価な物から 小さなガラスケースに入った可愛いものまで 様々ですよね。 この時期 雛人形を眺めに 松本城周辺を散策するのも 楽しいかもしれません。
息子や娘に いつか女の子が生まれたら~このお雛様 誰か飾ってくれるかな~。
大切にしてくれるといいな~。 俗に お雛様は 一人にひとつのお守り人形だという説もあるそうです。
この子達 代々 女の子に譲り渡すほどの高価なものではないけれど このまま箱にしまわれて 眠らせてしまうのは なんだか可哀想な気がします。
やっぱり人形には 魂がこもるのかも しれないですね。
そして私は このお雛様の 虜(とりこ)になってしまっていますし…(笑)
夕食は もちろん定番の「ちらし寿司」。
江戸時代は豪商とか 貴族とか 大名屋敷などに飾られた大きなひな壇飾り。
近代は普通のお家でも飾られる 大きな雛壇飾りも このちらし寿司も どこかの企業の陰謀だという説も どこかで語られていますが クリスマスもバレンタインも ひな祭りも ないよりあったほうが ずっと楽しいに決まっている。
ささやかな楽しみで 心を豊かにしましょう。
私のもう一人の 三重のお母さんは 今日 3月3日がお誕生日です。
素敵な日に生まれて いいですね。 こんなブログ上で申し訳ないですが
「お誕生日 おめでとうございます。 ずっと 感謝しています。 長生きしてね。」
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コメント
お久ぶりです。
日本の伝統的な文化が少しずつ失われていくように感じる この頃ですが 雛祭りや端午の節句は親から子へといつまでもつづいてほしい行事です。
我が家でも 娘が巣立った現在は孫娘の健やかを願って お内裏様とお雛様を飾っていましたが 今年は出すのを忘れたとか・・・困ったものです。
投稿: 山の風 | 2013年3月 4日 (月) 11時23分
山の風 様。
こんにちは。お久しぶりです。
お雛様や鯉のぼりって 嬉しいのは多分 本人よりも家族の方なんだと 思います。
小さなお人形が はるか遠い時代から たくさんの優しい
親の願いを繋いできたんですよね。
こういう時 何か日本人でよかったなって思います。
投稿: うっちゃん | 2013年3月 4日 (月) 14時14分
こんちゃ〜\(^o^)/
あたしも、またまたお久しぶりでございま〜す
うちの娘のお雛様は、最近は押し入れの中にしまわれたままで、
とっても、可哀想なことをしています。
今年は、なんとか飾りたいと思っていたのですが・・・
来年は絶対に、飾ってあげたいと思います。
うっちゃんさんのとこのお雛様は、とっても凛として素敵ですね
うちの娘は、5月5日生まれ。女の子なのに?どうなんでしょうか
ちらし寿司は作りましたよ〜
力作だったので、写真撮ろうと・・・。
食い気が勝り、撮るの忘れて食べちゃいました・・・
投稿: anbaby | 2013年3月 4日 (月) 15時08分
anbaby 様。
お久しぶりです~。
5月5日生まれのお嬢さん。
絶対に一度聞けば お誕生日を忘れないから 強みですね。
今どきの女の子は 強く逞しくなくっちゃ
世知辛い時代生き抜けませんからね~。
そうそう、私も 美味しいお土産を頂いても もう絵にもならないくらいパクついた後に
あ、写真撮っておけばよかったな~と思うことがしばしばです(笑)
投稿: うっちゃん | 2013年3月 4日 (月) 17時26分
雛祭りおめでとうございます。
・・って、遅いね。
ウチのカミさんが三月二日生まれなので、雛祭りはお誕生祝いと重なります。今年は、お誕生祝いのケーキにタルトタタンをえらび、あの、京都のラバーチェまで食べに行ってきました。お雛様もカミさんのめっちゃちっこいお飾りがご実家に有ったのを発見し、10年ほど前から飾ってます。
お雛様って結婚式なんですね。
自分は立派なお内裏様なのかな?
いつも人形に糾されます。
このお飾りって、女の子の夢をかたどっているだけに、男には責任を毎年感じる季節になっちゃうな。だから、そこに誕生日が重なっちゃうと、年に一度だからってなんかガンバらんといかんね・・なんて思いにさせられます。
雛祭りは、じつは男にはプレッシャーです。
はよ、片付けにゃ(^^;;
松菱は、倒産して十数年、ゴーストビルみたいになってます。
あそこは、子供の頃、夢の詰まっていた場所だっただけに、
難しいこともあるのでしょうが、そんなままにされているのが悲しく思えます。
投稿: メシダどぇ〜す | 2013年3月 6日 (水) 09時23分
メシダくん。
うわぁ、。優しいね。 ヒロちゃん 幸せだなぁ。
うちなんかそんなサプライズしてくれたことない
若い頃は 3月生まれがとっても羨ましかったなぁ。
我が家には何故か母も雨も妹までもが 3月生まれだったからです。
女人ばかりだったから肩身がせまかったでしょうね~、うちの父は。
そうか!お雛様がそんなに重いものとは 露知らず~でした。
男性軍にとって確かに「家族」は重いわよね。
でも 女性にだって同じくらい重いんだけど~(笑)
松菱 以前 潰れたのは聞いていたけれど あのまんまなんですね~。
ウルトラマンショーや 屋上で食べるソフトクリーム、
ああ 私の中では 松菱デパートの楽しかった思い出は 今も キラキラしているのになぁ。
投稿: うっちゃん | 2013年3月 6日 (水) 13時39分