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2014年2月10日 (月)

大変だぁ~。.②

 昨日の続きです。


 即 続きを書こうと思っていたのですが ものすごい大雪です。
朝起きたら 一面「雪~♡」なんて 喜んでいられないくらいの積雪量が たった一晩で積もっていて メグタのトイレお散歩にも 「!!」と思ってしまうくらいです。
どれくらいかというと こんな感じ。↓  チーズケーキではありませんよ(笑)

 すごいでしょ~? ざっと 5、60cmはありますよ。
ズボッと膝の上まで埋もれてしまい長靴でも「おっとっと!」的気分です。
こんな状態では 家から外には出られません。 
市の有線放送で「生活道路は各家庭で除雪をお願いします。」とか流しているし 今はサラサラのこの雪も 翌日には確実に重たい雪になってしまっています。 


 当然 雪かきです。 それで ほとんど朝から ずっと雪と格闘中だったのです。 いったい何回雪かきをしていたでしょうwwww。
あ、肩が…腕が…腰が…痛いわ。

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 かなり脱線していますね。 ごめんなさい。


 さて今度は本当に 続きです。

 病院に到着した所からですね。
救急車から降ろされたダンナは あっという間に診察室へ運ばれて行きました。 
私は初めての病院なので 診察券を作っていただくために 数枚の書類を書かされた後は 救急の待合室で ただひたすら待っているだけです。

 待つこと約1時間半。 長いのか短いのか 時間がよく分からなくなっています。
病院って 疲れる~ぅ。 
たくさん並んでいた待合室の椅子にほとんど人影がなくなった頃 やっと看護婦さんが呼びに来てくれました。
ダンナは よくテレビドラマなどで見たことのあるようなたくさんのモニターのついた診察室で 点滴を打たれて 横になっていました。
私を連れて来て下さった看護師さんが「後で先生が見えられますから お待ちください。」と出ていかれてから 待つこと15分余り。
点滴が終わる頃に ERの先生が怪我の説明に やって来て下さいました。

 備え付けのパソコンの画面には ダンナの右腕のひじのレントゲンの写真が映し出されています。

 「大きな骨には骨折は見られません。」
 「そうですか。 よかったです。」
 「でも、このレントゲンの画面ではわかりにくいと思われますが…。」
と 肘の骨の骨折した部分をグンとアップさせて 細かい映像を見ながら こう言われました。

 「この丸い骨の間にある小さな部分が骨折している可能性があります。 次に外来に見えた時にMRIでしっかり見てみましょう。」

 「それとですね、腰は 今は痛みが余りなく 平気そうに動かれていますが こちらは完全に骨折していますよ。」
 「骨折ですか?」

 次に腰の部分の脊椎のアップの写真を 見せてくださいました。

 「背骨とかの大きな骨は 骨折はしていませんし ヒビも入っていません。 ですが、ここをみてください。 骨と骨を繋ぐ こことここの部分が台形の形になっているのが お分かりでしょうか? 落ちた時の衝撃で 圧迫骨折をしています。 お年寄りの方ならこのまま自然治癒でいいのですが まだ50代でお若いので ここで動き回ると 今は大丈夫な他の骨も圧迫されて どんどん つぶれてしまう可能性があるのです。 これが怖いんですよ。 絶対安静にしてもらわなくてはいけません。 
外の筋肉が丈夫でも 中の骨がフニャフニャ状態になると再生は難しいですからね。
今日は家で静かにしていただいて 明日外来で 整形の先生にきちんと見てもらってください。」


 「家が安曇野で遠いですね。 近くの病院に紹介する事も出来ますが どうされますか?」

 「安曇野にはいい整形がないんです。 ここへ明日も来ます。」と 即答のダンナ。
 (え?え~? さっきは 通えないから安曇野に移りたいと言ってなかったっけ? 入院とかになったら どうするんだよぉ~?)
 「では、明日の整形の予約を入れておきましょう。 必ず来てくださいね。」
 「わかりました。」


 この病院の先生はみなさん 若いです。 見てくださった救急の先生も韓国ドラマに出てきそうなイケメンの先生でした。 説明はてきぱきと清々しくです。 次々とやって来る緊急の事態に対応できるのは こういう若い切れ者の(って言い方が古いね、私)ドクターが これからの医学を担っていくのね~。

 


 私も一緒に救急車に乗り込んでしまったので 松本の友達に自宅まで送ってもらいました。 
 Aちゃん、急なことだったのに 送ってくれて本当にありがとう。 感謝、感謝です。



 それにしても 安静、骨折なのに 家に帰される…のは 病院なんか行かないと頑張っていたはずのダンナでも さすがに第一目の夜は 本当はつらいよね。


 病院で痛み止めの注射と点滴を打ってもらったものの きっと今夜は痛いはず。
帰り道は おとなしいダンナでありました。
途中 薬局で 「痛み止め」と「胃腸薬」と「激痛には座薬」の3種類を処方されていたので 買って帰りました。 これがなくっちゃ 今夜は越せません。




 出発が出遅れたので 家にたどり着いたのは もう外が暗くなっていました。
そんなに時間がかかると思わなかったので 寒かったけれど外に出しておいたメグタが 私たちの顔を見ると 堰を切ったように ワンワン泣き叫びました。 心細かったのかな。 初めて訳も分からず救急車で行ったしまったからね。 
 まず 冷え切った部屋にストーブを焚いて ダンナをとりあえず椅子に座らせて 一番はメグタのトイレをさせてあげなくては…。 こんな時は 我慢せずに庭で出来るといいのにね。 ライトを点けて 短いコースで 回ってきました。 

 疲れるね。 夜遅くまでメグタは 怒っていて なんだかツンツンしてるの。 
メグタ~ぁ。 こんな日は仕方ないんだよ。


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 そういえば 今日って突然の事で お昼ご飯も 食べていなかったっけ。
と 思い出して 大急ぎで うどんを柔らかめに作って ダンナに食べさせました。
 痛み止めの薬を寝る前に飲まなくっちゃいけないんだもの。 食べたくなくても胃袋になんかいれなくっちゃね。

 「飯なんか食えないよ。」というのを 
 「薬飲んでおかないと夜中に痛いぞぉ。」 
まるで 子供だよね。 朝の「大丈夫だと言ってるだろ!」は すっかり忘れ果て もう跡形もないようです。


 救急車を呼ぶ前のほんの短い時間で 大急ぎでベッドの用意をしておいたけれど このベッドは義母が使用していたもので病人用じゃないので 脚がとても低いことにダンナが寝てみて初めて気づきました。 もうそれからが大変。 外ずらのいいダンナから いつもの自分勝手なダンナに 戻っています。

 「ベッドが低くてうまく起きられない」
 「布団が柔らかすぎる」
 「掛け布団が重くて寝返りが打てない」云々。

 
でも、布団云々は 元気な時の自分でこれがいいんだよって言ってる こだわりじゃなかったっけ?


 
 挙句の果てに 「明日は病院に行かない。」とまで言い出したんです。
 「ええ~? 自分が行くって言ったから予約したのに。」
 「明日一日寝れば 腰が楽になる。 明後日の予約にしてもらえばいいだろう?」



 こんな時のダンナは 入所している義母とそっくりです。 
言わなくていい事まで口に出して 周囲を不快にさせます。
 
痛いのは私も靭帯の手術でとっくに経験済みだから 辛さもわかるけれど それに振り回わされる家族の苦しさを 自分だって経験済みのはずでしょう?


 親の時は 言い過ぎだろうと怒って自分の時はいいなんて 許せませんよね。



 今朝には まさかこんな事になってるなんて 誰も思ってはいなかったとはいえ 今さら 時間が戻れるわけもないんだから ちゃんと受け入れて早く治す気分に切り替えればいいのに…。


 


 
 何から何まで もういいかげんにして!  もう勝手にホザケ~!
行かないなら行かなくってもいいよ。 後で泣くのは自分だよ。 (続く)



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コメント

お疲れ様でした、
いや、これからが大変ですね
しばらく病人のわがままが続きそうですね
頑張ってください。

投稿: genburu | 2014年2月11日 (火) 05時27分

おはようございます。
ほんとにたいへんでしたね。
この日はこちらでも45年ぶりの大雪でした。あまり、経験がないくらいの量でした。
外から家の周りを眺めたら、なんと、2階のベランダの屋根が吹き溜まりになっているらしく、1mくらい乗ってます。サッシも重みで少したわんで見えるので、こりゃ、たいへんだ・・・雪を落とそうと下からトントンつついてもビクッともせず、ピッケルを持ち出してブレードでひっかけてと試みましたが、たいして落ちず、最後の手段で手すりの上に乗ろうとしたら、カミさんに止められました。落ちたらどうするの。明日は天気だから自然に落ちるからと。事実、翌日は気温も上がり、少しづつずれて落ちて来ましたが・・・。決して若くないのにね。時々忘れて無謀な行動を考えます
旦那様、心配ですが、これ以上大事にならない事を祈念します。起った事は戻りませんから、治癒することに専念して下さい。お大事に!

投稿: 山の風 | 2014年2月11日 (火) 07時06分

ほんとに…大変でしたね(´・ω・`)
救急車は正解ですよ、自力で行くと後回しにされますし…
偶然にせよお知り合いに発見されてよかったですね
寒いところに長い時間動けずにいたらもっと大変でした
腰は一生もんですから大切にしてください
ダンナさんは頑張り屋だから、すこし動けるようになると
無理をしそうだから気をつけて…(人のことは言えませんが)
私は静岡人でも雪の地方へよく出かけたり、次男は北海道に
住んでたりで雪の苦労と危険は多少は知っているつもりですが
まだまだわからない苦労や危険が沢山あるんですね

メグタくん! うちゃんさん大変なときだから
分かってやって… (^-^)

投稿: ゆん父 | 2014年2月11日 (火) 09時47分

genburu 様。
コメントありがとうございます。
病院なんてほとんど行った事のない人なので 今回の事で
世の中の病気で困っている人の気持ちが やっと肌身を持ってわかることと 思います。
動けない事の辛さや痛みは 他の人とはたぶん個人差もあるでしょうし「痛さ」は言葉では伝わらないものですからね~。
だからこそ家族や友人に感謝する日常の日々が大事だと思いますね。

投稿: うっちゃん | 2014年2月11日 (火) 11時13分

山の風 様。
コメントありがとうございます。
本当にすごい雪ですよね。 うちも一気にまた真冬に戻っています。
ダンナも以前は「なんであんな時に屋根に上るんだ?」とか「無理に山に登るな!」とか
ニュースを見て語っていましたが まさに今はその張本人です。
何かやらかす時は「自分なりの腹算用」があって わかっていての無謀だったのと自分は大丈夫というおごりがあったようです。
山の風さんは奥様のおっしゃることで「やめよう。」と正しい意見を聞けるからきっとお怪我はなさらないと思います。 
でも魔が~もあるのでうちのダンナのようにならないようにとっさの時は「いかん、いかん!」といろんな危険が自宅にも転がっていることを思い出してくださいね。
┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

投稿: うっちゃん | 2014年2月11日 (火) 11時23分

 ゆん父 様。
コメントありがとうございます。
みなさんに本当にご心配かけちゃいますね~。
やっぱり救急車で大正解だったと私も思っています。
松本でも一番最新設備の揃っている病院へ運んでくださったので 小さな医院ではきっと見つからなかった骨折が見つかりました。
後日また痛くなってやっぱりこの相澤病院へ通う羽目になるところでした。
運がよかったんですね。

投稿: うっちゃん | 2014年2月11日 (火) 11時31分

やっぱり診察して正解ですよ!
行かなかったら大変なことになってましたね。
考えただけでもゾッとしますね~(@_@。

暫くはウルサイくらいワガママ言うかもしれませんが
頼れるのは奥さんだけ!
どうか、見捨てないでやってくださいな~^^
それにしても、生きてて良かったです

メグタ君のことも、お忘れなく~ ワン(^.^)
積雪が凄いですね~こっちの2倍です!
通院も大変ですよね~^^;
うっちゃんさんの体にも”癒し”を注いでね~

投稿: エボラ | 2014年2月11日 (火) 16時09分

エボラ様。
ありがとう。 
ε-( ̄ヘ ̄) ふぅ~深呼吸でもして…すよね。
でもね、この後まだまだ いっぱいあるんですよ~。
③も見てね。

投稿: うっちゃん | 2014年2月11日 (火) 17時38分

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