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2014年6月

2014年6月30日 (月)

吹奏楽 定期演奏会

 今日は (何年ぶりかしら?) 吹奏楽の定期演奏会に出掛けてきました。

それはどこの?かというと 
豊科高校吹奏楽部第18回定期演奏会です。


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 何を隠そう 末娘が 卒業生です。 
ついでに吹奏楽部のOGでもあります。
なので 豊高吹奏楽部に 頭の先から足の先までどっぷりとつかっていた高校生時代の3年間は まさに当時 所ジョージさんのTV番組で盛り上がっていた吹奏楽の旅そのものでした。
大会や演奏会、アンサンブルコンテストなど 親も一緒に きらきら頑張る高校生時代をもう一度思い出しながら ずいぶん楽しませてもらいました。
 娘は卒業後 東京に出てしまいましたので 私も翌年の定期演奏会を聞きに出かけたのを最後に ずいぶん足が遠のいていたことになります。




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 「豊高第18回定期演奏会 6月29日(日) キッセイ文化ホール 13:00開演」
というハガキが届いたのは ずいぶん前の事でした。
毎回 娘に「ハガキ届いたよぉ~。」と 連絡していたのですが もう近所にも豊高に通うような年齢の子供たちもいなくなってしまったので 今回はそのままテーブルの上に置かれたままになっていました。


 「サッカーもテスト休みだし 山にも行かれないから 行ってみる?」
 「吹部も先生が変わちゃって 最近の豊高はどうなのかなぁ?」

というわけで 出かけてみたんです。



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 パンフレットによると 娘たちの頃は70名近くいたのですが 今年の部員は50名。
顧問の先生は 娘が通っていた時には 小諸高校の先生だった 細萱先生が指導をなさっていました。 仕方のないことなんだけど 豊高のイメージは 変わってしまったかも。
 

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 第一部は 恒例 吹奏楽の地区・県・全国大会を目指すための 課題曲と自由曲を組み込んであります。 これから夏に向かって どんどん練習を重ねて きっともっとうまくなることでしょう…。




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 第2部は 織田浩司(オリタ・ノボッタ)さんとの スペシャルステージです。
オリタさんは 知る人ぞ知る 米米CLUBのメンバーで サックスのソロプレーヤーです。
ちょうど 第1回目にオリタさんに依頼した時が 娘たちの学年が2年生でしたので 私たち父兄も前日の練習風景で 熱心に部員たちと音合わせをしているオリタさんの姿を垣間見る事が出来ました。 
楽しそうな子供たちのキラキラした笑顔 今も覚えています。
あれから 今年で もう8回目だそうです。 
 オリタさんが 奏でるサックスの音が入るだけで 吹部の音が変わりました。
さすが プロですよね。 一緒に演奏できる若きサックスの部員は 本物の音を隣で聞けて幸せですよね~。




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 第3部は 今年は「お芝居」でした。 男子部員が総出で がんばりました。




 オマケ1

 吹部なんだから これを言っては本当に申し訳ないけれど 
私が感じた今年の一番は 「夢見たものは」という 定期演奏会の最後を毎回 飾る歌でした。 歌がホントうまい。 ハモリがきれい。
吹奏楽をやっている子供たちは 呼吸がちゃんと出来ているせいか 歌も上手いですよね。 声がちゃんと出るんですよね。(って 毎回 同じことで感心させられていますが)


 オマケ2

 娘たちの時の吹部の顧問だった 武井先生が 3階席の隅っこに座っておられました。
私がトイレに行っている間に そういう事には素都がなくて素早いダンナは ご挨拶に行って来たのですって。

 ダンナの情報によると「今は蟻ケ崎高校の顧問です。」だそうです。
なんとスマホで先生の写真もちゃっかりと撮らせていただいたそうで ずっとガンコにも田舎に帰って来ない娘に
 「武井先生がよろしくって言ってたぞ。」と即 メールを送ったって。
これには 滅多にメールもよこさない娘が
 「どうしたの?」って 即返事が来たって 笑ってたよ…。
 「あいつ 今日 定演って知らなかったのかぁ?」


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 そうだよ。 子供にとっても 時間は確実に流れています。 
でも、たまには懐かしい思い出が戻ってくるような こんな日があっても いいよね。


 撮影禁止だった? すいません。 ちょっぴり写しちゃいました。

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2014年6月25日 (水)

今度こそ あやめ祭り だよ。

 今朝 山から例のごとく たくさんの猿たちが降りてきました。
まだ遠くから見ても子猿だなぁと 分かるくらいのちょっと小ぶりな猿が多かったせいか 普通ならメグタが ワンワン鳴きながら走り回ると サァ~と逃げ出すのですが 今回はなかなかしつこいです。

 それもそのはず。
子猿たちがしがみついている木は の木です。
今 まさに 紫色に熟した桑の実が 枝にいっぱいついているのです。
うちの庭にある桑の木も 元々 生えていた小さな木だったのですが ここ数年で大木になってしまいました。
毎年 桑の実がなったのか、ならなかったのか 分からないうちに ほとんどが落ちてしまうのですが 今年は豊作で 熟れて落ちた桑の実が 地面にどっさり落ちています。
その 桑の実の甘いこと。 
見た目はちょっと…だけど 自然の味がして 完熟したものは かなり美味しいよ。
バニラアイスに混ぜて食べると ブルーベリーに負けません

 子猿たち メグタの鳴き声が ちょっとばかり怖くても 食べたいよね(笑)


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 そんな猿のやって来た日は お天気が崩れます。
まぁ、先週も 一日として完璧な快晴の日はなかったですけど。
夕方や夜中に 大雨が降ったり雷が鳴ったり 予想不能の悪天候ですね。



 また、脱線してる~(笑)
本当は 先日のリベンジのお話だったんです。

 今日は午後には雨予報だったので 雨が降らないうちに片づけてしまいたい雑用を片づけるついでに 先週からあやめ祭りが始まっている 明科・龍門渕あやめ公園に 足を伸ばしてみました。

 「今度こそ 咲いているかな?」



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 先日 蕾だった公園内の花しょうぶが ちゃんと咲いていましたよ。


 ハナショウブの前には こんな看板が立てられていました。


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 「アヤメ」「カキツバタ」「ハナショウブ」の見分け方が書かれていました。
水辺に、湿地に、乾いた土地にと生息地で区分されているほか 葉や花の形、花びらの模様などで区別できると書かれています。
 あやめ公園内に植えられているのは 親がハナショウブなのだそうですから 前川に沿って6月の始めの頃に咲き終わってしまったのが「カキツバタ」で 今咲いているのは「ハナショウブ」ということに なるんでしょうね。



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 「花びらの基のところに、花菖蒲は黄色、カキツバタは白、アヤメは網目状の模様が、それぞれあることで区別できます。」と 某花名人のHPに書かれていました。


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 そう思ってみると どの花にも黄色い筋が見られます。 
ふ~ん、この花たちは確かに ハナショウブですよね。 

 山の小道で見られるのがアヤメで 川辺などに咲くカキツバタ。 
じゃあ、水田の脇に植えられているのは カラフルで大きな花弁だけど ハナショウブなのかカキツバタなのか どっちだったのかなぁ? 
きっと来年は 写真を撮りながら 「どっちかな?」と確認できそうですよ。



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 あやめ祭りというだけあって 植えられているハナショウブは 1株1000円で販売されていましたよ。 おばさんがスコップで大きな株ごと掘り返してくれるんです。
こうやって お話上手なおばさんと花の会話をして 自分の好きなハナショウブの苗を何株も買って行く人達の姿が 見られました。 

 うちには水路がないので ハナショウブは無理。 
お散歩の時の素敵に手入れされているお庭で一枚撮らせていただいた 写真で楽しむことにしています。




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 公園内のあちこちにテントが張られていて タケノコのお味噌汁や 黒大豆の味噌のきゅうりなどをご馳走してくれました。 柔らかくて美味しかったですよ。
野菜を販売している売店には 残念ながら タケノコは売店で売っていなかったのですが…。 


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  帰り道に 義母の施設に寄ったので 途中の「道の駅 松川」で 買って帰りました。
淡竹(はちく)と呼ばれる 若竹。 タケノコです。
これが 味噌汁の中にいっぱい入っていたんですね~。
筍ご飯と タケノコのお味噌汁 作りました。 ( ^ω^)おっおっおっ 美味しいv


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2014年6月22日 (日)

なんだかなぁ…

 梅雨の晴れ間。 6月17日の事です。


 「明日 梅ちゃんと山に行ってくるわ。」
 「ふ~ん? どこ?」
 「北岳。」
 「南アルプスの?」
 「そう。」
 「えー? まだ 無理なんじゃない?」
 「大丈夫。 今回は梅ちゃんがいるし。」

 梅ちゃんというのは ダンナの山友達です。 
毎年夏 サッカーの全国大会が北海道で開催されていますが その移動の前後のどちらかに 東北の山に一緒に登ったりしているんです。

 「せっかく秋田から来るんだし…。」とか
 「ここまで迎えに来てくれるっていうし…。」とか。

 こんな時は もう決めちゃっているからね。 何を言っても ダンナの頭の中は「山」に洗脳されています。
だけど この大荷物。 何キロあるんだろう? 20Kg以上とか?
腰だって痛めているのに 本当に 3000mを登れるのぉ?
わたしだったら こんなの背負って 家の周りを一周するのだって 嫌だわぁ

 「梅ちゃんって 怪我をした事 知ってるの?」
 「当然 知ってるさ。」



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 そんなで 良いも悪いも 関係ない例のごとくの事後報告で 大急ぎでダンナは大きなリュックに荷物を積み込み 準備を始めました。

 秋田から21日(土曜日)の山岳博物館での研修も兼ねてやって来るので 確実に
18日の夜には ダンナを拾って 山梨県の南アルプス・北岳に向かう予定だそうです。 
19日の早朝から夜又神パーキングを出発して 八本歯の頭~北岳へと登るルートだそうで まだバスが開通していないのだそうです。
ってことは 一般人が登るよりも キツイっていう事じゃん

 「やっぱ、これって 無謀登山だよね?」
 「もう治っているし 大丈夫だってば。」
 「じゃあ、もし 何かあって遭難した時のために 梅ちゃんの自宅の電話番号と サッカーチームの今年の保護者会の代表のお家の電話番号を書いておいて。
登山ルートも書いておいてよ。」
 「信用ないな。」
 「当たり前じゃん。 まだ 半年もたっていないのに 下りで絶対に 梅ちゃんに迷惑かけるに決まってる。 歩けなくなったら 遭難ってことになるじゃん?」



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 そうこうしていると 夜8時半頃 梅ちゃんが秋田からやって来ました。
私は 初対面ですので 軽くコーヒーを飲んで少しだけ今回の山の話をして 22時頃には二人は出発していきました。

 勝手に盛り上がって 勝手に出かけて行ったけど…なんかなぁ? 
大丈夫なのかなぁ~? 微妙に不安。
明日の天気予報も(長野版しかわからないけれど、午後には所により雷なんて出ているし…)なんか怪しいじゃん。

 梅ちゃんさんも 「雨なら帰ってきますよ~(笑)。」と 言っていたけれど
腰の悪いパートナーだから 途中で何が起こるか 私なら心配だけど…。
そんなに安請け合いしちゃっていいんですかねぇ。

    ゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜゜・。。・゜


 ダンナが山に入った時は 近場ではない限り 下山するまで連絡は来ません。
携帯やスマホの 電池がなくなっちゃったり電波が届かなかったりと 連絡用の手段は大切にしなくてはいけないと 知っているからです。
なので 電話がかかって来るというのは なにかあった時 と思う事にしているんです。
 けれど、今回はちょっと 心配です。
私も足を怪我した経験があるから 無理は次の怪我につながる可能性があります。
腕はカバーできても 腰はねぇ~そっちが 怖いです。
何かあったら 私は最悪 甲府まで出かけなくてはならないかもしれませんしねぇ。



 その上 何やらメグタが 機嫌が悪い。
昨夜あんなに威嚇したのに メグタの知らない人とそそくさ 出かけちゃたんだもの ずっと怒っています。
 「お散歩 行かない!」 「もう、無理!」ってポーズ。
 「メグタ。 ず~っと そこで寝ててもいいよ! その辺の木に縛って置いてっちゃうからね 
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 20日(金) 予定ではお昼頃には 下山の予定です。 
だって 今日はサッカーの練習日だから 夕方までにはグラウンドへ 行かなくてはなりません。 
なのに 午後2時を過ぎても メールも電話も留守電もかかってくる様子がありません。

  え、本当に事故とか? 怪我とか?」

 やっと 14時35分に 留守電が入っていました。 とりあえずは 無事の様子。
 「これから2時間くらい林道を歩くのにかかる」と。 
じゃあ 家に着くのは20時くらいだろうか?

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。


 ダンナたちが 家に帰ってきたのは 午後9時くらいでした。

 「ああ、大変だった~。」

 開口一番。 口に出したのは ダンナの方でしたが これは当然 一緒に同伴した方にも無理な負担がかかっているはずで 二人とも同じ思いだったようです。 


 無謀登山者のダンナは 下りでダメかなと予想していた私の予想より もっと早く身体の不調が現われて 登りからヘロヘロだったそうです。(ほらほら だから言ったじゃん。)

 梅ちゃんの話だとダンナの口からは
 「あ~ うぅ~ もう くそぉ~」という短い言葉しか 聞こえなかったそうです。


  「大変だったでしょう?」
  「あ、その時 僕は 歌を歌って登っていたんですけどね。 今回は富士山の歌と瓦~の波と雲の波~の鯉のぼりの歌が 頭にずっと浮かんできて何回も歌ってましたよ。」って。  じゃあ、楽しくないじゃん。


  「朝は朝寝坊しちゃって 日の出 見られなかったんですよ。 二人とも起きられなくて 朝日出ちゃってました。(笑)」
  「今回 本気で泣きが入ったよなぁ、俺。 本当に迷惑かけちゃって。」
  「帰りの林道は 行きに出会った道路工事のオジサンたちの車に拾ってもらって 助かったんですよ。」
  「そうそう、あの人たち 初めっから僕らを危ないって思ってたって。 車に乗せてくれたんだよな。 俺なんかもうヘロヘロだったからなぁ。 助かったよ。」 
  「でも、ちゃんと頂上登ってきたんですよ。 あの時まで「俺はいいから登って来て」なんて言ってたのに 急に「あ、俺登れるような気がする」なんて 登れちゃってな。 頂上でカラ元気な写真撮って来ましたよ。」


 とにかく 私の予想通りの 無謀登山だったようです。
梅ちゃんに 大きな迷惑をかけたはずだし 運よく工事の人たちがいてくださったから良かったものの 自分だけは大丈夫と過信していた事を とりあえず今だけは いたく反省して帰ってきました。
 中高年の経験豊富な登山者の方が たくさん事故に遭われているのは きっとこんな「自分だけは大丈夫」という 山の顔は 登る時の状況や体調、メンバーによっても 毎回全然違うんだという当たり前のことを 忘れているんじゃないのかと思います。
周囲の人の声は きっと的を得ていたりしているはずなんですけどね。



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 無事に帰って来てよかったけれど サッカーには当然間に合わず 中学生たちの「自主練を無事に終りました。」とメールが入ったそうです。
この子たちにも本当は迷惑かけたんだぞ。
 正直 自分の思い通りに 即 出かけてしまうダンナに感じる不満感は 義母が徘徊を初めて一人で探し回っていた時に感じた 得体のしれない不安感に共通する思いがあります。 相手から一方通行に与えられる理不尽な不満です。 同じじゃん!というと嫌な顔をしますが こっちこそ こんなのがずっと続くなんて 嫌だわぁ。
 このダンナが 義母と同じアルツハイマーになってしまったとしたら…と 不安です。
私自身がアルツハイマーになることも もちろんあり得るし 当然嫌なんですが ダンナがなったとしたら 先日ニュースで報道されていたような自宅へ帰ることが出来ない行方不明者になってしまうだろうと 危惧しています。
行動力があるから 自宅付近で行方不明…とは限らないですもんね。
それに 今にも増して ガンコ爺になってるはずだし (゚⊿゚) 手にォェネ~。 
想像しただけで こわいなぁ。 
 

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2014年6月14日 (土)

今日は青空

 約1週間。 降ったね~。  鳴ったね~。  吹いたね~。

 普通 これくらい悪天候が続けば 晴れるでしょ。
というわけで 太陽が顔を見せ始めました。


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 今日の空は 雲がいっぱいだったんですが 空の色が透明な青色だったので 気持ちよくて空ばかり眺めていても 見飽きません。

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 周囲の原っぱは 北アルプス牧場の牧草が育っています。 
大きく伸びてしまった牧草を刈る草刈り機の音が 朝早くから 遠く響いていました。
雨が降る前の先週は ずいぶん下の方で草を刈っている車の姿を見かけましたが 大雨で遅れていた草刈りが やっと再開出来たようです。
草刈りが終わると メグタのお散歩もぐっと歩きやすくなるので 大助かりです。


 今年のように5月6月でも 真夏のように気温が高く そのうえ雨もどっさり降れば 牧草だけでなく 庭の雑草もあっという間に大きくなってしまいます。
キュウリやとまとの育ってきた苗の横に 毒がありそうなグロイ毛虫、デカすぎる蟻など 小さな畑にも勢いづいた生き物の気配が 漂っています。

 「げげ、こんな所に  やっぱ 草取りしようかぁ 
こんなのがいたら 野菜がやられちゃうよね


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 昨日の朝。 
写真でわかるかな? 「狐の嫁入り」 です。
 空は青くて 明るい太陽が出ているのに 静かに雨が降っています。 
森はなんだか光の当たっている所が 一筋 輝いて見えます。
 この道を 狐のお嫁さんを連れた一行が厳か(おごそか)に歩いてでもいるように 道が光っているでしょう? 幸せそうな笑顔がこぼれているように…。


 しばらくして 雨が上がって 蝉が鳴きだしました。 本格的な蝉しぐれですよ。 まだ 6月だというのにね。

 「ちょっと うるさいよ!」
雨が降りそうな空模様になると 蝉はピタリと鳴きやみます。 自然の力はすごいです。
雷や雨音に変わって 蝉の声。 今日は雨は降らないってこと だよね。  



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 じゃがいもの花が咲き始めました。 薄紫の花が いっぱい広がっています。
きっと 収穫も 今年は早いよね。 

 子供たちが小さい時は 我が家の畑も まだ木々が小さくて日当たりも良かったから 庭の半分くらいを じゃがいもを作っていた時期がありましたっけ(笑)。
春先に植えて 夏休みが始まる頃に収穫をした記憶があります。
 じゃがいも掘りって なんだかワクワクしますよね。
小さいお芋がゴロゴロでてきて それを ホクホクに茹でて食べるだけで 何とも幸せ~

 大人になってしまった子供達 じゃがいも掘り 覚えているかな?


      
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 稲は水面が見えなくなるくらい育ってきましたし、春まきのそばの花も 大きくなってきました。 早い場所では白い花が咲いています。


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 駆け足の季節は どこまで急いで走って行くのでしょうね?
ゆっくり まったりでも 十分なのに。 夏の次は ゆっくりの秋でお願いしますよ。


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 本日の大滝山。 先週からの雨で 山に残っていた雪はほとんど溶けてしまいました。
もう夏山の風情ですね。 今日は 上高地で開山祭が…。 山が一段と近づいてきます。


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W杯も 始まって 我が家のダンナは サッカーに 心が奪われて大忙しです。 ちょっとは仕事もしてよ、ねぇ。(゚⊿゚)イ

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2014年6月 9日 (月)

あやめ公園に行ったけど…

   梅雨に似合う花と言ったら「紫陽花」「あやめ」ですかねぇ?
どちらも たくさんの種類と色が豊富です。

 

「あやめ」の写真は 水田に水が張られた5月中旬頃から あちこちで花を咲かせていましたから 私のブログにも何回も写真で載せていますけれど 
安曇野市には「あやめ公園」として とっても有名な場所があります。



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 雨上がりの青空は たくさんの雲で覆われています。 
北アルプスは重たい雲の向こう側。 
雲がどんなに早く流れても 大きな雲にあっという間に捕まってしまいます。 
梅雨の合間の つかの間のかくれんぼ。 勝負は初めっからついているんだけど じゃれあっている子供たちの様。



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 ここは 安曇野市明科地区の龍門渕公園(りゅうもんぶちこうえん)です。


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 地図でご覧になるとわかると思いますが 犀川(さいかわ)に沿って 前川という小さな川が流れています。 
この水路に沿って 5万株のあやめが植えられているそうです。

 ずいぶん前のこの時期の「あやめ祭り」に 出かけたことがありましたが 日曜日だったので出店が出たり あやめの株を販売されていたりして 公園内はかなりの人でしたから 早めに出かけたのでした。



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 安曇野市の広報に6月中旬から 見頃だと書かれていましたし 今年の「あやめ祭り」6月18日(水曜日)~30日(月曜日)と記されていたので 
 「ちょっと早いけれど そろそろ咲いているかな~?」と思って 足を伸ばしてみました。


山側の方でも あやめの仲間の黄色のカキツバタが 今まさに満開ですからね。




 ところが…

 「え? 菖蒲(あやめ)が咲いてない

 「これって、終わってる?」
 


 代わりに ポピーの赤い花が揺れていました。 
これもまた 写真にすると ちょっと素敵なんですけれどね~。



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 川沿いのたくさんのあやめの株はどうみても花の終わった後の姿です。
小さな緑色の株はまだ 蕾が付いていませんし…。

パンフレットで紹介されている大きな花菖蒲の植えられている公園内のメイン広場は 麦わら帽子のオバサンが今まさに手入れ中でした。 





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 今は土が出ていますが ここに 一週間後には水が引かれて 花菖蒲が満開になるんでしょうか? 
水を控えることによって 一気に咲いてしまわないように調節することが出来るんでしょうか? 猛暑の今年は いろんな花が駆け足で咲いては 駆け足で散っていくので 悪戦苦闘している作業の人の姿が 見えるようです。 



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 のどかな前川の流れです。 ここでは カヌーの競技会も行われる場所です。




 本物の花菖蒲が ほとんど見られませんでしたので 代わりに公園入口のこんな写真を
お詫びにどうぞ~さんくす♪(o ̄∇ ̄)/



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2014年6月 7日 (土)

梅雨入り 3日目

 沖縄から始まって 今週中に日本全国 ほとんどが「梅雨入り」しましたね。

 関東甲信も木曜日に「梅雨入り」を気象庁が発表して 今日で3日目。
曇りなのか雨なのか 暑いのか涼しいのか…よくわからない 複雑なお天気が続いています。
 「梅雨」という美しい日本語の昔ながらのしとしとしたイメージではなくて 激しい「集中豪雨」のような大雨です。 
この数日間で 通年の6月の梅雨時期の降水量を越えてしまった地域もあるそうです。
おそるべし、「梅雨という名を悪用している悪天候」ですよね。



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 庭のサクランボ。 赤い実が付き始めました。
あれれ? 赤い実のあちこちに傷があるんです。

サクランボなんだから 美味しくて 小鳥につつかれたんだろうと思っていたら 近所の知人が 雹でやられたんじゃない?と言っていましたので
 「おお! 雹ってこんな所にも被害が!」と 足元ばかり見ていた 自分の無知にハタと気付きました。



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 今年初の サクランボ。 売り物にはならないけれど 味は確かに甘くて美味しい。

ψ(`∇´)ψ 「本物のサクランボだよ。」 

 

 そうなんです。 嬉しいことに年々 実がたくさん実るようになってきたんですよね。


 けれど サクランボの苗を植えた時に勉強不足で 本当はまだ大きな木にならないうちに 枝が上に伸びていかないように 剪定をしなくてはならなかったんですって。 そんなことは全く知らなかったので 小さな苗はあっという間に すくすく大きな木に育ってしまいました。 実が付きだしたのは 3年くらい前からです。
なので 私の手の届くところは 人間が食べて 高い枝の上は これ幸いにと小鳥がいっぱいやって来て 騒いでいます。

  「ピピピィ~」(おいしい~ね)
  「ピイ、ピピピィ~」(うひょ、おいしい。)とかね(笑)


 大雨で 下に落ちた赤い実は メグタが拾って食べますよ。
甘くて美味しいのが わかるみたいです。 


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 雨雲が大きくて 山にかかっています。 
空はゆっくりと明るくなったり暗くなったり…。
6月のお天気は気まぐれです。 
雨も曇り空も 季節の一部分だと思えば それはそれで なかなか風情があるものなんですね。



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2014年6月 4日 (水)

雷が来た

 これは6月3日のお話です。 


 雨の降らない6月。 カラカラに干からびそう。 
強風が吹くと 畑の土が砂埃で舞い上がります。
「晴れのち曇り」が続いています。 プラス 「所によっては雷と大雨」の予報が連日流れます。

でも 実際には ずっと雨が降ってはいないのです。

 
 今日は 猛暑で 長野でも雪深い飯山市で 畑仕事をしていたお年寄りが熱中症で倒れて亡くなったそうです。 畑仕事をされているのは ほとんど高齢者の方が多い長野県です。
地方版のニュースで取り上げられていて 日中の畑仕事で倒れないようにするにはどうしたらいいのかで盛り上がっていました。


 もぁ~とした暑さで 今日こそ本当に夕立が来そうな空模様でした。
午後4時過ぎ頃から が遠くで鳴りだしました。 まだ 小さな音です。
ダンナは「買い物があるから」と 早めに練習に出掛けました。
このくらいの時間になると メグタはお散歩に出掛けたくて 毎日ソワソワし始めるのですが この雷のせいか 今日はお散歩に行かないと 踏ん張っています。

 「え? 行かないの? 今のうちに短いコース行ってこようよ。」

 
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 お返事はこれ  なんだかわかりますか?(笑)
何かに怒っている時に 時々 これするんだよね。 
メグタが人間の子供だったら フィギアの羽生君くらいの回転スピードがこわくないだろうと思うくらい ひとり(犬でもこっちの方が似合う言い方なので)4回転半をやってます。
最近はかなり熟練してきて ぐるぐるやっている姿が様になってきています。
これって 何が言いたいんだろう? ね?



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             こうして こうして



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              こうなったパチパチ~



 そんなに行きたくないのなら まぁ、やめておこうっと。


 そんなで お散歩拒否にあってぐずぐずしていたら 雷があっという間に近づいて来て
大きな爆音と稲光が 我が家の真上にやってきました。 
ビカビカ、ゴロゴロ。
もう お散歩レベルではなく 外に出る事も危険レベルの稲妻が 山に沿ってゴロゴロと移動しています。
 「こわい!」ねぇ。

 これだけ近いと もうメグタは動きません。 部屋の隅っこで丸くなっています。
耳がとてもいいので 大きな音は大嫌いなんです。
 
 それこそ 「出かけなくってよかったわぁ」です。

その上、雷と同時に ボツボツという大きな音。 さぁ~と一気に空気が冷たくなって 「雨?」が降り出しました。
窓越しに眺めていると それは雨ではなく「雹(ひょう)」でした。
小さな真っ白な粒が 庭にポツポツ広がっています。
 「やばい。 野菜が… 今年は霜から無事に守ることが出来て キュウリもトマトも順調に大きく育ってきていたのに


と 思っていたら雹から一気にどしゃ降りの雨に変わりました。 ほんの数分間の出来事です。 半端ない風と 雷と稲妻とで嵐のようです。
こんな状態では 誰でも 逃げるのに精いっぱいで 野菜にシートをかけようとかをやっている時間も余裕もあったもんじゃない
みるみるうちに雹は 流れるような水たまりに消えましたが…雹に一度打たれた野菜たちは 明日には枯れてしまうのかなぁ?
すぐに水になったから ギリギリセーフかな?
悔しいな。 
トマトには花も咲き始めていたのに…。 


 ダンナから電話。 「今日は雷で練習中止になったから 帰るわ。」



                  


 これくらいゴロゴロと ビカビカが繰り返された頃 ドカンと大きな音がして 停電してしまいました。
5時半頃の事です。 たぶんどこかに落ちたんだと思います。
まだ この時期だと周囲は明るいので ライトを用意して停電が長引いた時のために困らないように 夕食の下準備をしておくことにしました。 いつもなら暴れているメグタは 今はいるのかいないのかわからないくらいじっと静かにしていますしね。

 もう一度 さっきよりも少しだけ遠くで 大きな雷が落ちたような地響きがして 雨がちょっと弱くなってきました。 雷はまだ 鳴っています。
カッパを着て ちょっと野菜を見に出てみましたが 雨が降る前のもわぁ~とした暑さではなくて 冷蔵庫を開けたようなヒンヤリとした空気に変わっていました。
ほんのちょっとの時間でしたが 小降りになったとは言っても カッパはびしょ濡れになる降りで 雷が時々 近づいて来てゴロゴロいうので 家に走って帰りました。


 「野菜は たぶん全滅かもしれません。」
期待して後でがっかりするよりも あきらめていたのに 生き残ってくれていた方が何倍も嬉しいもんね。(クッソォ



 それから少しして ダンナが帰ってきました。

 「車の中で ハーモニック(電子部品工場の名前です)あたりに 雷が落ちるのを見たぞ。」
 「うちは停電してるよ。」
 「だろうと思ってた。 2回大きな稲妻で こっち方面が光ったのを見たからなぁ。」


 しばらくして 雨は完全に止みました。
停電も長くかかったら困るなぁと思っていたんですが ブレーカーが飛んでいたのを直すとちゃんと回復していました。
とにかく 暗くなる前に電気がついてよかった~

 過去に 3日間停電というのを経験しているので 夕方の停電は心配なのです。


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 暑いのも嫌だけど 雷はもっと嫌だ~ワン だよね。


 たった 1時間弱の大雨だったのに 道路はえぐれ、木々の枝がバシバシ落ちました。
しっとり穏やかに降る梅雨は もう日本には来ないんでしょうか? こんな強烈な降り方じゃ梅の実だって落ちちゃうよね。

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2014年6月 3日 (火)

担当者が変わったので…

 6月になりました。
蒸し暑い6月です。

 施設から電話がかかってきました。
ケアマネージャーさんからでした。 あいにく携帯は充電中だったので 私の電話はコンセントにつなぎっぱなしで カラカラに乾いた庭で 大きくなってきたキュウリやトマトの苗の添え木をしている所でした。 この電話にはめったに電話がかかって来ませんから 相変わらず携帯していない私です。 (ノ∀`) アチャー

 お昼時に 携帯を見るとケアマネージャーさんから2回も電話がかかっていて

 「お義母さんに 何かあったかも(病気とか?)」と ドッキリしましたが 外から帰ってきたダンナが
 「施設から俺に電話あった。 担当者が変わったから 来てくださいって 言ってたぞ。 なんだろうなぁ?」とな。

 ちょっと この手の電話は怖いんです。 

 介護度の低い義母は 「緊急の人が入りますので 他に移って下さい」とか「他の施設に移れるように どこかを見学して手続きを取ってください。」とか 初めの頃はよく言われていたんです。 
それを言われた日には 「どうしよう…」と 頭の中は真っ白で たぶん顔は真っ青です。
 「帰されたら どうしようか? 


 先日 ラジオの番組の中で「徘徊って言葉は適切じゃないんです。 行きたい場所に向かって 痴呆の人は行動しているんですから。」と どこかの施設の介護の先生が話されていました。 
確かにきっとそうなのでしょう。 ある一部分の記憶が消えたって その人にはその人なりの何十年という歳月が重なって お年寄りになったのだから その中のどこかに向かって歩いているのでしょう。
でも その人との接点がなかった人が 突然動き出した過去の記憶の中にいる人を探すのは 至難の業です。 本人はあるべき場所に向かっていても 探す側では まさに「徘徊してる」と言う言葉が 当てはまってしまうと 苦い経験から思ってしまいます。
 また あんな日が…?  



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 夕方 ケアマネージャーさんから お電話が入りました。

 「ご無沙汰していてすみません。」
 「いえいえ、こちらこそ。 担当者が何回もお電話したそうで すみませんね。」
 「いいえ、いつ お伺いすればいいんでしょうか?」
 「本当は 来てほしいというのではなくて ただお母様の担当者が変わったのでという ご挨拶だったんですが ダンナさんだったので 何回もお電話した形になってしまったんです。 そろそろお母様の下着やタオルケットを新しい物に交換したいと思いまして 次にいらっしゃる時に用意していただきたいという話だったんですよ。」
 「そうだったんですか。」(ホッ)


 「じゃあ、その時に伺ってお話を聞けばいいんでしょうか?」
 「はい、それでお願いします。」




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 取り越し苦労っていうのは こういう事をいうんですね~。
とりあえず 当分は大丈夫ってことだろうな。(よかった!)


 

 お義母さんの下着、ブラウス、夏用のズボンが各3枚ずつ。 靴下。 タオルケット。
近所のお店に買いに出掛けました。 

こういう買い物は 電話でダンナに話しても分からないだろうと ヘルパーさんも思ったんでしょうね。
時間があればインターネットで 安いお得品を買えたんですが PCの映像だけでは お年寄りの服なんて いざとなると どんなものがお気に入りか正直言って 私にだってまったくわからないし…。
お義母さんの持って来ていた派手なブラウスやシャツなんて どこで売っているのかすらわからないし…。
目の前で見れば 商品の質とかと共に 予算内に収まるかどうかも確認できるしね~。
だって こんなにたくさん揃えるとなると 万札が飛んでいくから 我が家には とっても痛い…。 
タオルケットなどは インターネットだったら 1000円でも安い!と 迷わず買ってしまいそうだけれど 実際に商品を触ってみると 2000円、3000円と手触りが確実にお値段で違う事が わかります。
1000円のじゃ 施設で何回も洗濯してもらったら すぐヘロヘロになっちゃうなぁ~とかね。 悩むなぁ。




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 用意した持ち物に しっかりと名前を書いて 大きな袋に入れて 出かけてきました。
ずいぶん久しぶりです。 
事務室で 「○○です。」と名乗ると 奥から 新しい義母の担当をしてくださることになったヘルパーさんが 「▽▽です。よろしくお願いします。」と 飛び出して来てくれました。
 明るくて 優しい話し方のヘルパーさんでした。 以前のヘルパーさんよりも 若い感じです。 

 「いい人でよかったわぁ。」と 安心しました。


 少しだけ事務所の前でお話して お義母さんのいる2階のエレベーターに乗り込みました。 
 今施設内に入るのには 手の消毒とマスクの着用を厳守とされていますので 館内にいる入所者以外の人は 家族もヘルパーさんもみんなマスクをしています。

 部屋を覗いてみましたが 誰もいませんでした。
各部屋の前を通り抜けて ホール兼食堂の広い空間へ。 
ここで 持っていった服などを確認してくださるので 必ずヘルパーさんがいてくださいます。
 この施設に来るたびに感じる事なのですが 広い廊下もホールも とっても静かです。
介護施設と整形外科などに入院されているお年寄りばかりの病室とは ベッドがあってお年寄りがいて 同じ空間のように外観は見えますが 全然違うと思います。
静と動。 生活の中にあふれている雑音がないのです。
時間がゆる~く止まっている気がします。
 食堂のテレビの前のテーブルに いつものようにたくさんの車いすが 並んでいるのが見えました。 椅子の数だけ入所者のお年寄りがいるのでしょうが 介護士さんの話声だけが響いています。
ヘルパーさんに 持っていった衣類やタオルケットを渡して 食堂を見渡してみましたが
お義母さんの姿は たぶん見えませんでした。
誰か人が来ると ホール内の視線がいっせいにこちらに集まるのです。
以前 私が来たことがわかった頃は「あ!」とか 反応してくれたのですが…。
もともと 私達とは一緒に暮らした経験がないのだから ずいぶん前から「私」を認識できない兆候がみえていましたし、今日はマスクもしてますしね。
分からなくっても仕方ないし 荷物を届ける用事があったんだし…。



 そう思っていると 小さなお婆さんが ひょこひょこ歩いてきて さっと私の腕を触りました。
 「お義母さん?」と 思ったら まったく知らないお婆ちゃんです。

 にこにこ笑って見上げています。 前歯が一本ありません。
ジブリの「天空のラピュタ」で ずっと子供達を追いかけて来る元気なお婆ちゃんがいたでしょう?
あんな感じの迫力のある顔です。
私の太めの二の腕が気に入ったらしく 何回も触ってきますが 言葉はしゃべりませんし ずっとにこにこしているだけです。

 「こんにちは?」とか声を掛けると

 担当のヘルパーさんが 走って来て
 「すみません。 このお婆ちゃんは誰にでもこうやって触ってしまうんです。 本当に申し訳ありませんね。 さあ、行きますよ。」


 その時だけ 広い食堂の空間が ざわっと動きました。



 猛暑の外とはまったく関係のない快適な空間で 記憶と時間が少しづつ消えて行くたくさんのお年寄りたち。
 厳しい現実社会を忘れて いったいどんな夢をみているんでしょう?


 お義母さんも 私も 今も昔も形式だけの家族です。 ダンナのお母さんだった人と言う関係です。

 冷たいようですが 顔の確認もしないで 帰ってきました。 
ヘルパーさんに 探してもらって会っても 「よく来てくれましたね。」という あなたは誰だっけ?的な顔をされるのは 顔を見ない時よりも落ち込みます。 


 ここにいてくれれば 毎日徘徊をしないで 静かに暮らせます。 健康も管理されています。
少なくても どこかへ帰りたくて彷徨っていた この家にいるよりは 幸せですよね? お義母さん。



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