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2014年8月28日 (木)

あすなろ 三三七拍子

 今 放送中のドラマの中に 「あすなろ 三三七拍子」という番組があります。
ご存じでしょうか?

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 主人公は 写真の通り 柳葉敏郎さん扮する 40代後半(?)だろうな。 とにかく中年オジサンの廃部寸前大学の応援団の物語です。 
ドラマ自体には お金かけてないなぁ~って思えるほど登場人物は少ない気がしますが キャストは 柳葉さんでしょ、反町隆史さんでしょ、剛力彩芽ちゃんでしょ、風間俊介くん菊池桃子さんも出ています。 
聞いただけでも面白いメンバーが揃っています。


 番組の視聴率は平均5%台だそうで これって予想通り視聴率は少ないっていう事ですよね。
この夏 キムタクの「HERO」とか 玉森裕太クン・及川ミッチーの「信長のシェフ」とか 松下奈緒ちゃんの「芙蓉の人」とか ちょっと有名なドラマが たくさん放送されている中では かなり質素で地味なので「なにこれ?」って思われているのかも しれないですね。

 が、私はこのドラマにはまっています。 なんかじんわりするんです。

 会社から「あすなろ大学の応援団を廃部にしないために大学に通って応援団長をやる。」という選択肢のない出向の辞令がでます。
 高校生の娘を持つ父親で 家のローンが、学費が、生活が云々と今の時代のごく普通の父親、ダンナである藤巻(柳葉)は 退職か出向か…悩む時間もなく 応援団のイロハもしらないまま 学ランを着て大学に通う羽目になるのであります。
二人の応援団OB(反町・ほんこん)が 新入部員を入部させろと乗り込んできます。 
その上 誰も部員のいない応援部には 本来は吹奏楽部とチア部があるのですが 吹部には応援活動はしないと言われ チア部には音楽がないと応援できないと言われてしまいます。 
 初めはなんて理不尽な…と思うのですが 顔を真っ赤にして立ち向かっていく学ランオジサンの藤巻の姿になぜか心惹かれていきます。 みんなそれぞれ入部には個々の私情がある3人の新入部員(大内田、風間、剛力)が参加して あすなろ応援団が動き出すんです。


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 原作は 重松清さんです。 
原作本は まだ読んでいませんが 面白いに決まっています。 
重松さんの作品は ずいぶんたくさんの作品を読みましたが どの作品も暖かい感動が心に残ります。
この「あすなろ三三七拍子」も 熱苦しいのになぜか人間の本質をくすぐる切ない作品です。

 「今時 中学生だってこんなに頑張らないよ~ぉ 」って思うのに つい引き込まれてしまっています。



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 応援団のモットーは「とにかく」「ひたすら」「懸命にやる」です。
応援は相手に思いが通じるかではないんです。 自分が思いを全力で伝えたか なんです。 一方通行でいいんですね。

 第7話では 松下(剛力)の抱えている「団は家族を不幸にするか?」という疑問符からの内容でした。
 主人公の藤巻団長は家族のために 不本意な出向をして応援団を続けていると基本的には思っています。 が、仕事でも応援団でも何かを始める時は一心不乱に突き進んでいくしかないですよね。 応援団にのめり込んでいきます。
奥さん娘さんは仕事とはいえ 応援団長を大学で続けている夫、父を恥ずかしいなどと言われ反対だったのに 頑張る姿に口に出しては言わないけれど応援してくれているようになっていました。 
けれど家族のすれ違いで 立場がなくなった藤巻(柳葉)は「誰が食わせてやっていると思ってるんだ」と 思わず叫んでしまいます。
でも 夫婦として これは夫として一番言ってはいけない言葉ですよね。

で、奥さんは家出をしてしまいます。 さて 藤巻は…?

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 家族はお互いの応援しているんだという 本当に当たり前なんだけれど忘れてしまっている大切な原則を 思い出させてくれました。

 「俺はこんなに頑張っている。」
 「私はこんなに我慢している。」
 「わたしはちゃんとみんなの事を考えている。」
誰でもそう思いながら頑張っているんだけど… それを言葉に出さなくても 相手が分かってくれていると日々感じるのは やっぱり無理だと思いますね。


 だけど親は子供を 子供は親を 夫婦はお互いに 基本的にはずっと一緒に生活している姿を見ているわけだし 個人差はあるにしても 頑張っているのはこっそり応援してるし認め合っていると思います。 日常的なので見ない部分が多いとしてもです。
逆に 否定的な部分も見えてきてはしまいますが…。



 チアリーダー役の高畑充希ちゃんのセリフで
 「わたしが応援していると思っていたら 私の方がたくさんの人から応援されていることがわかったから。」云々というのがありました。
 


 子供たちが 進路を決めた時、何かに困っている時 将来のずっと先ばかり見つめている時 親として 当時は精一杯だったつもりでいたけれど 今思うと 私はちゃんと応援してあげられていたのかしら?
親は自分の子供として 生まれてきてくれた瞬間から 自分の子供にいいことも悪いことも親なりに考えて応援しているつもりです。
受け取ってくれる子ども側から見れば 重かったり足りないと感じたり…イコールではないんですよね。
応援でいい結果が出るのは どちらにとってもいいことなんですが 結果は後でついてくるもので 応援したからと言って 必ずしもよい結果を貰える物ではないんですよね。
思いが届くかどうか。 
子育ては こういう応援だけにしなくてはいけませんね。
ああ、だけど もう手遅れだよね~。

 
 
 ドラマの中では 自分だけが家族のために頑張っていると思い込んでいた藤巻(柳葉)が 本当は自分がいつも奥さん(菊池)に応援されていたということに気付くんですが…。
うん、当たり前のどこにでもあるような毎日が なんだか切ない
 スピッツの音楽も いいタイミングで流れて…今どきの若者もオジサン世代も同じ
空気感が漂います。

 ドラマなのに いずこも同じ…生きにくい今の時代は なんだか切ないんだよね。 


 来週も 楽しみ。 ちょっとカッコ悪くても 一生懸命頑張ってる姿は 感動もんだよ。

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 ドラマの中では出てこなかったけれど これを解消する
魔法の言葉は 「ありがとう」 
なんじゃないのかな?と、私は思いますけど 皆さんはどうですか? 
さりげない「ありがとう」は 心が優しくなるし ホッとしますね。
 
 

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コメント

重松清の本は何冊か読んで好きな作家のひとりなのですが、テレビはほとんど観ないので、その番組も知りません。しかし、タイトルからして、それに柳葉さんの出演ならして内容は想像に難くありません。どうぞお楽しみください。そして、また記事にして頂ければうれしいです。

投稿: でんでん大将 | 2014年8月29日 (金) 13時44分

 でんでん大将 様。
コメントありがとうございます。
自分の好きな作家さんの作品が ドラマや映画になった時って複雑ですよね。
本の中では自分の世界観で主人公のイメージを作り出すんですが
ドラマや映画の監督の選んだ役者さんと私の想像していた人物像と大きなギャップがあったり
脚本が大きく違っていたりすると ガッカリしたりもします。
でも、今回は逆パターンで うん、原作が読みたい…と思っています。

投稿: うっちゃん | 2014年8月29日 (金) 14時47分

こんばんは!
なんだか考えさせられるドラマですね。
子育ても、一段落しいろいろ考えてしまいますよね
これから、夫婦でどのように生活していこうかなんて・・・・私も、「ありがとう。」は大切だと思います。心で思っていても伝わらないんですよね。
日々の暮らしで使っていこうと心がけていますが・・・
私もみてみようかな・・・

投稿: happymaron | 2014年8月30日 (土) 22時19分

 happymaron 様。
先日記事にした「家族狩り」は最後まで怖い作品で来週最終回です。
ホラーっぽいので実際には起こっては困ります。
でもこちら「あすなろ…」のもう一度大学生で応援団長~
(こんな極端な経験をすることは万が一にもないでしょうが)
ゆとり世代で世の中を冷めた目でしか見られない若者たちも
時代遅れで熱過ぎるオジサンの思いが少しずつだけどじわじわとしみこんでくるの。
10代20代が一番自分自身の事を見つめられる年代だものね。
もう一度どこかの時代に戻れるんだとしたら 私もこの時代に帰りたいな~。
今度は親にちゃんと自分の思いを伝えておきたいです。

投稿: うっちゃん | 2014年8月31日 (日) 13時55分

こんばんわ!うんうんよく分かります。
私も、戻れるならこの時代に戻りたいです。
今度こそ、自分の夢をしっかり伝えて違う道を
歩いて行きたいですね。今だから言えるのかも・・・
人生難しい!!!

投稿: happymaron | 2014年8月31日 (日) 20時20分

happymaron 様。
そうだよね。
この歳だから気が付くんですよね。
ただその時代に戻っても今と同じようにぼうっと時代に流されて
違う道を歩いている気がしても同じ年齢になった時には
やっぱり同じ場所にたどり着いているのかもしれないですね。

 

投稿: うっちゃん | 2014年8月31日 (日) 20時54分

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