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2015年2月12日 (木)

寒い日も 歩いてみよう。

 ここは 松本市の和合の池の写真です。


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 小さな池なので 池の約3/4が 凍っていました。 雁でしょうか?
数十羽が固まって 寒そうに浮かんでいました。


 今日は ダンナの手術から1年が経過したので 1年後の検診日です。
去年の今頃は 骨折、手術と 突発的な事故だったので 先も見えないまま必死でした。

 余裕もなく 周りの風景すら見えなかったのですが 半年、一年と時間の経過とともに怪我もすっかり回復したので 検査と言っても去年とは気分も違います。

どうせなら 診察時間を利用して 病院の周囲を散策してみる事にしました。

何かおもしろい場所はないかと探したら こんな池が歩いて行ける距離にあることを発見してしまいました。


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 「じゃ、診察が終わったら連絡してね。」と さっそく出かけてみました。

奈良井川の支流が松本市にはたくさん流れています。 その一つ薄(すすき)川に沿って 歩いて行くと 筑摩(ちくま)神社 があります。



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 筑摩神社入口には、明神鳥居(四脚)が2個並んでいます。
県宝に指定されている拝殿は 江戸時代1610年松本城主石川康長の建造。建築様式としては、入母造り・柿葺
こけらぶきだそうです。


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 筑摩神社は 穂高の有明山神社満願寺などと同じく 八面大王坂上田村麻呂の伝説につながる神社です。 が今回は 待ち時間が限られているので 大急ぎで通過しますね。


 その筑摩神社が目的地へ向かうために 右折する目印です。 


先ほどの地図の 和合の池へ向かいます。 池の入り口に赤い鳥居があります。 ここが千鹿頭(ちかとう)神社の神田側登り口でもあります。


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 千鹿頭神社千鹿頭山の上にあります。 せっかくここまで来たのだから 参道を登ってみましょう。


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 参道から見下ろすと 眼下に見える和合の池が真っ白に 光っています。

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 上の写真が 途中から雪がバリバリに凍って歩きにくい参道を登って たどり着いた千鹿頭神社なんですが なんかちょっと普通の神社と違っていますよね。
1枚目の拝殿。 その後ろに1枚目とは違うもう一つの拝殿があり 2つ仲良く並んだ本殿があるのです。
 「二つ? ?」とは思ったのですが 周囲は雪に閉ざされており 本殿までの誰かが参拝に訪れて踏まれた雪道は 人が一人やっと通れるくらいに狭くて ぼんやりと考える余裕も予備知識もなかったのです。 なぜか御柱も建っているし…ねぇ。


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 この神社には もう一つの参道があります。 かなり急登なので 下りにこちらを選んでしまった事を 下り始めて 即 後悔しました。 先にお参りした人の通った足跡が付いた参道が ツルツルに凍っているのです。 なるたけ誰も歩いていない雪の上を歩かなくっちゃ、ヒヤヒヤです。 メグタを連れていたら絶対に下まで転がり落ちていた事でしょう。(お家でお留守番させてきて~
よかったぁ!


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 こちらの林・大嵩崎側大鳥居も かなり立派な石造りです。 


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 後で調べて解った事なんですが この千鹿頭神社のある千鹿頭山が諏訪の高島藩と松本藩の境になっていたようです。

2つある鳥居やお社は 神田側高島藩千鹿頭神社林側松本藩千鹿頭社というのが正しいそうです。 
どちらの藩も この小さな山の上に小さな神社を建てることを譲ることが出来なかったという事なんでしょうかね。
 「こんな所に御柱~?」と思った御柱がそそり立っているのも 諏訪大社と同じ。 
うん、納得しましたね。

 でも、月日は流れて 現在はそのどちらも松本市になっているんですけどね。
こんな所にもすごい歴史あり…なんですね。  


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コメント

二つ並んだ神社、そこにも有ったんですね。

辰野町と塩尻市の境にも、二つ並んだ神社あるだよ。

「小野神社」は塩尻市、「矢彦神社」は上伊那郡辰野町に、両社は同じ社叢に隣接して鎮座しており、かつては1つの神社であったと言う事ですが、現在は別々の神社だ
そうです。
此処も、御柱建てるんですよ。

松本も広いですね~
ここは、初めて見させて頂きました。
静かで、良い所見たいですね。
夏場なん、森林浴にも良い所でしょうかね?

投稿: 中年ライダー | 2015年2月13日 (金) 07時54分

 中年ライダー 様。
ふぅ~ん。気が付かずに知らないだけで 本当はこんな2つの神社が並んでいる風景は各地にあるのかもしれないですね。
地区の境界に道祖神が立っているのと
共通なのかもしれないですね。
境界線は国境と同じ。 戦争の元ですから神様の住む神社という所で折合をつけたんですかね。
なんか偶然とはいえ 勉強させていただいた気分です。
ありがとう。

投稿: うっちゃん | 2015年2月13日 (金) 11時04分

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投稿: つねさん | 2015年2月20日 (金) 09時55分

つね 様。
コメントありがとうございます。
文芸雑誌って なんだか懐かしい響きですね。
学生時代の…。
以前Twitterで記事を載せたところ その規模の大きさに驚き
とても自分では対処できないほどコメントが届きました。
嬉しいことの反面ちょっと怖さも感じたので それで今のように ささやかに自己発信の出来るブログを書くことに戻しました。
お誘いありがたく思いましたが 当分はこれで十分だと思っています。
サークルの活動頑張ってくださいね。

投稿: うっちゃん | 2015年2月20日 (金) 14時39分

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