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2015年4月20日 (月)

インディアンフルートって 知ってる?

 今日は「桜」のお話を 書こうと思っていたのですが 急きょ予定変更です。 
ごめんなさい。 

 実は昨日 とっても面白い経験をしてきました。
気分が乗っているうちにこれは 是非 みなさんに紹介しなければ…なのです。

 という訳で 4月19日(日)のお話です。

 先週の金曜日の夜、 サッカーの練習を終えて帰ってきたダンナが 遅い夕食を取りながら
  「今度の日曜日の午後なんだけどさぁ、フルート聴きに行く?」
  「え? いいけど。 どこで?」
  「松川だよ。」
   「へぇ~。 松川っていろいろ頑張っているよね。」

で、ダンナといざ コンサートへ GO!となるはずだったのですが…。


 松川村でコンサートといえば 当然「鈴の音ホール」なんですが ダンナの車は…おや、
 「??」
いったいどこへ行くのぉ~? 

 「会場は保健センターなんだってさ。」
 「保健センターって知らないなぁ。」(地元住民でないと知らないよね。)

なのに 保健センターに到着すると あれれ? 駐車場に車がほとんど 止まっていませんよ。 
なんだかひっそりしていて 今からコンサートがあるという雰囲気じゃあ全然ないんだよね。

 「ねぇ、本当に今日なの? 雨だから中止とかじゃないよね?」
 「自分たちで吹くやつだから。 俺 吹けるかなぁ。」とか 突然ブツブツ言い出して…るし。


 「参加人数は 10人ぐらいだって」
 「それってホントは講習会なんじゃないの?」
 「うん、みんなでやるコンサートみたいなもんさ。ψ(`∇´)ψ」
 「初めからそう言ってくれても 多分来たよ。 (´ρ`)ぽか~ん 」




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  木管楽器のフルートではなく 今回はインディアンフルートと言って ネイティブアメリカンの先住民が言葉の代わりに利用していたと言われている ネイティブフルートの事です。



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 上の綺麗な2枚の絵は 「愛の笛」というインディアンフルートの出て来る絵本の挿絵なんですが 恋人に愛を伝える時に この笛を吹いたと伝えられています。 若いインディアンの恋の告白は なんてロマンチックなんでしょう 



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 本当は そんなインディアンフルートを 吹いて楽しもうという趣旨の会だったんですね。


 写真のようにとっても綺麗な楽器です。 
木製で杉や胡桃などの柔らかい木をくり抜いて作られているので 見た目よりもずっと軽量です。
フルートという名前がついていますが 小中学校で習ったリコーダーと同じタテ型なので リコーダーを吹いたことのある人なら 初めてでも誰でも簡単に 音が出せるんです。
音は日本の尺八や横笛に近い音色ですので 心地いいです。
ただ、私たちが馴染んでいるドレミファ音階ではないので 知っている曲を吹きたいと思ったら かなり熟練するか自分で作曲するか…ですけどね


 インディアンフルートのHPを見ていたら こんな説明文が載ってましたよ。

インディアンフルートの音階はペンタトニック、つまりドレミファソラシドになっていません。もちろんがんばってドレミを吹けないことはないですけど。
でも、たかがドレミを吹くためにがんばるってのも…。
そしてインディアンフルートの音域は、たったの1オクターブです。

 
なのですって。

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 さて 練習風景です。 主催者のトリさんと インディアンフルートの販売をなさっているドラム会の(名前がわからなくてすいません)方が 笛の基本的な吹き方と指の使い方を教えて下さいました。


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 インディアンフルートは 6つの穴がありますが 上の二つを左手の人差し指、中指2本で 下の3つを右手3本の指で 演奏します。 上から3番目の穴は ふさいだままで吹きます。 リコーダーとは 指使いが違うんですね。

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 この楽器の面白い所は 即興楽器だということです。 
まさにその日のその気分で演奏して歌っていいんですって。 
私の得意な鼻歌気分が 音になるのと同じで 即興曲がなんだか素敵な音楽に聞こえてきてしまう魔法の笛です。
だから 逆をいえばもう一度同じ曲を演奏することはかなり難しいってことですよ(笑)
でも よくプロのギターリストやサックス奏者などが音を拾って コラボしたりしてるでしょう。 あのカッコいい即興が 誰でもカッコよく出来ちゃうんですね。


 うちの末っ子が小さい時 嬉しい気分の時は 朝でも夜でも無意識なんでしょうが 
口笛を吹いている子供でした。 たぶん音が出るものが好きだったんでしょうね。 
なので小学生の時に吹奏楽部へ入ることになりました。 
小3の彼女はクラスで一番小さい女の子だったのに 楽器としては大きなトロンボーンしか吹奏楽部には楽器の空きがなくて 遠くの音を出すのに手が届かないので 諦めるんじゃないかと思いました。 
が、音を出す時に自分で工夫をして 金具に引っ張り紐を付けて 上手に引っ張っる技術を身に付けました。 
びっくりするほど ちゃんと正しい音が出ているんですね(笑) いつの間にか上手に演奏していたんですよ。 その後の 中・高生の時は 本来希望していたフルートを始めて それなりに極めていましたね。 

 今日 インディアンフルートを私も自分で 自由気ままに演奏してみて 「ああ、あの子もこんなに楽しかったのか」と 思い至りました。 
一緒に吹いたら きっと楽しいだろうなぁ って 思ってしまいましたよ。



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 約3時間の短い時間でしたが 初めてインディアンフルートというものを知って 初めて演奏して 初めて知り合った人々と 音を共有できるって なんだか凄い経験だったなぁと 今さらながら思います。  
 だって 今までで たったの数分で 吹けた、弾けたといえる楽器は ほとんどない気がします。 リコーダーやハーモニカだって 思い出してみればかなり練習させられた記憶がありますしね。
うん、ストレス発散にもなりました。


ありがとうございました。  あっという間で 楽しかったです。
 

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コメント

おはようございます

インディアンフルートって、初めて見ました。
どんな音なのかは、解りませんが、
きっと、木管楽器の優しい音がするのでしょうね。

皆で、音を共用出来るって、素敵な事ですね。
これからも、続けられるんでしょうか?

しっかり、練習されて、コンサートでも^^

投稿: 中年ライダー | 2015年4月21日 (火) 08時43分

う~ん良い感じ
私も楽器は、なかなか・・・・
でも良い感じ

投稿: 姉さん | 2015年4月21日 (火) 21時53分

中年ライダー 様。 
本当に楽しかったですよ。
なつかしい子供時代を思い出しましたよ。
インディアンフルートを購入するかどうかただいま検討中。
今回は練習用に1つずつ貸していただきましたが、ずっと楽しむためには自分のフルートが欲しくなってしまう訳で…(笑)
当日にも販売していたんですがコンサートに行くだけのつもりだったので現金なんて持ち歩かないもんねぇ(笑)
まだこれから日本に広まるであろう楽器だし 簡単で楽しいから大人も子供も流行るかも~。

投稿: うっちゃん | 2015年4月21日 (火) 23時04分

 姉さん様。
なんかいいでしょ。 
楽器なんか全然できなくても いい感じに聞こえちゃうのはなぜでしょうね。
その上演奏者によってはたった1オクターブのおんいきしかないのに全然違う曲が吹けるんです。
だから言葉みたいでしょ。
吹いても聞いてもいい感じなの。

投稿: うっちゃん | 2015年4月21日 (火) 23時20分

ブログ読んでビックリ!

山内さんが写っていました。

ヤマハ名古屋支店の旦那さんの同僚だった方です。

明日2年ぶりに会うんです。

いつも楽しく読んでいます。ありがとう。

投稿: まさこ | 2015年4月25日 (土) 19時48分

 まさこ 様。
うほほ~
それは何ともスゴイ偶然(笑)
世の中思ったよりも狭いね(笑)
お会いしたらよろしく伝えておいてくださいね。
実はインディアンフルート購入してしまいました。
山内さんはジャッキーさんのことなんですね。
昨日家にフルートが届いたばかりですが さっそくメグタ相手にピロピロ~とやってます。楽しい
犬はこの音色が好きみたいよ 

投稿: うっちゃん | 2015年4月25日 (土) 20時20分

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