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2016年10月28日 (金)

岡谷を歩いてみたら

 先週の「諏訪のおばちゃんのお葬式」というのは 私たち夫婦の譲れない約束だったんでしたが 同じ日にダンナの狩猟諸先輩たちから ずいぶん以前から誘われていた銃の練習も絶対的だったらしく ダンナはちゃんと先輩方に お断りが出来ずにいました。
この人は 昔からこういう所があって 結局は当日になって そのしわ寄せが家族に回ってくるわけで…。  ホントええかっこしいなんだから~。
 

 喪服や香典をあれやこれや準備して 車に喪服一式を前日に積み込みました。
と言うのも お葬式が午後2時、狩猟の練習場がすぐご近所の辰野市ということもあって              「どこかで時間つぶして待っててくれ~」と いうことになりました。
私は正直  「またか!」と思ったけど 毎度のことで翌日のことなので喧嘩する気にもなれず PCで 手頃な場所を探してみました。



 それで急きょ 午前中はダンナは辰野市に、私はお隣の岡谷市で時間をつぶすことにしました。

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                クリックすると大きくなります。↑

 上諏訪・下諏訪は もうずっと学生の頃から通っているので いろんな名所をまわっているんですが すぐお隣の岡谷市はいつも す通りしていました。 
失礼な話ですよねぇ。

 今回 岡谷に行こうと思ったのは ただお隣という訳じゃあないんです。
群馬県の富岡製糸場が世界遺産に選ばれた頃 県内の地方番組放送の中で 上の写真の紹介がありました。 岡谷の製糸工場に必要な水を確保するための 丸山タンクです。
 こんな場所があったのね~。 記憶のどこかに引っかかっていたんだと思います。

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 こういう他の人が行かないような場所が好きだから 今回一人で歩くのにはピッタリでしょ。



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                旧山一林組製糸事務所(外観のみ)



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                 金山繭倉庫(外観のみ) 


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                 蚕霊供養塔


 照光寺の一角にあります。 とても大きなお寺で、お蚕様が大切にされていたのがよ~くわかりますよね。

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 岡谷市のHPのモデルコースの「シルクに浸る2時間コース」をコピーして 歩いてみました。


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                      旧林家住宅 
          

 後ろに大きな高速道路が見えますね。 岡谷と言ったらこの大きな大きな塩尻トンネルに続く高架道路を思い浮かべますが この重要文化財になっている旧林家住宅が 余りにもすごすぎて 岡谷の製糸業がいかに盛んだったのかを痛感しました。
一度 見学してみるのも人生観が変わるかも~  と お薦めです。 広いお屋敷なのでご案内人が 丁寧に説明して下さいます。
 

 明治9年に 富岡製糸場を模して 岡谷の製糸工場は始まったとパンフレットに書かれています。 その初代社主の林国蔵(はやしくにぞう)氏が 明治30年代に建てた建物です。 お金があるっていうのは 明治時代の富豪も こんな暮らしができるんだとため息がでてしまいますよ。 


 今も現存のまま 日本の美と西洋の美が どちらも優雅に残っています。

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 美しい欄間が見事です。(大きくすると ピンボケでごめんなさい)
屋敷内の全ての部屋が 一つ一つ違う造りになっているそうです。



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 中庭をぐるりと取り巻く廊下のガラス戸の上には 大きな一本の杉の芯の部分が贅沢に使われているそうです。

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 金唐革紙(きんからかわがみ)が壁や天井に使われているのは離れ2階屋敷です。
お蔵に囲まれていたので保存状態が良く 当時のまま金色がいまだに残っています。
贅沢の極みをつくした まるで豊臣秀吉の金の茶室のようですね。





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  洋館は外国の客人をもてなすために建てられたと言われています。 隣には茶室もありました。 部屋の壁は寄せ木造りですよ。 明治の建物なのに今風のロールのカーテンが使われていると 案内をして下った上品なご婦人が説明してくれました。



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 台所は着物姿で調理したので これが流し台だったそうです。 広い屋敷内には各部屋にベルが引かれ ベルはこの台所につながっていたそうです。 どこまでも便利でその時代の先端だったんでしょうね。



 一周するだけで 重要文化財な建物であることの貴重さが よ~く理解できましたよ。
シルクというのは確かに 巨万の富を作りだす物らしい。 供養塔が建ててあっても当り前だよね。 お蚕様、様。


                    (続く)

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コメント

なんてステキな日本家屋
本物は本当に細かなところまで職人さんの仕事が光ってますね
こんな家なら少々寒くても何日か滞在してみたいです
今回ばかりは優柔不断な旦那さまにちょっぴり感謝ですね

投稿: と~まの夢 | 2016年10月29日 (土) 18時58分

と~まの夢 様。
うん、うん。若い頃は洋館に憧れたけれど この歳になって来るとこんな上等な和室で優雅に暮らしてみたいわぁ…と思っちゃいますね。 
洋館に比べて、木と紙の一見粗末に思える日本家屋の極みの奥深さが分かる歳になったという事かな~。
逆立ちしても一生こんな暮らしは経験できないだろうけど(笑)

投稿: うっちゃん | 2016年10月29日 (土) 21時58分

きれいー!

投稿: やよさん | 2016年10月30日 (日) 22時23分

 やよい 様。
こんばんは。安曇野はとっても寒くなってきたよ。
我慢できずに夜はストーブ出しました。
雨が降ると 紅葉はどんどん黄色になってます。
赤い色は今年は綺麗に出るかな~?

投稿: うっちゃん | 2016年10月30日 (日) 22時36分

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