旧国鉄 篠ノ井線の廃線を歩いてみた
10月16日(日曜日)
久しぶりの2日続きの快晴。 最高のお出かけ日和の日曜日です。
土日と言えば サッカーの大会や狩猟のお誘いなどで スケジュールがいっぱいのダンナですが ぽっかりとこの一日だけ「お休み」になっていました。 中学校は試験休み中だし、狩猟もありません。 山の紅葉も後一歩という時期です。
「裏山は 行かないよな~?」
「行かない! クマ出てきそうだし~。」
「クマにはメグタがいるから大丈夫だろ~?」
「でも、裏山には行かないよ。」
「じゃあ、どっか行きたい所はないの?」
「う~ん? じゃあ、廃線は? 一回行ってみたいと思っていたんだけど。」
「よし。 じゃあ、廃線に行ってみるか?」
「メグタを連れてっても大丈夫そうだし、廃線を歩くなんて誰もいないだろうし(笑)」
「いやいや、日曜だし人だらけかもなぁ(笑)」
廃線というのは 旧国鉄時代の篠ノ井線の廃線跡です。
篠ノ井線の「明科(あかしな)」から「西条(にしじょう)」の区間は廃線と平行に新線になっていますが 旧線の時代(明治から昭和にかけて) 蒸気機関車からディーゼル機関車がここを走っていたんですね。
旧国鉄篠ノ井線は明治35年に全通、長野県の南北を結び多くの人や物資を運搬してきました。 傾斜のきついこの旧トンネル区間に 蒸気機関車を通過させるのは難しく 昭和45年に蒸気機関車が姿を消して電化され、昭和63年に新線が完成した事で86年間の役目を終えたのでした。
●JR明科駅 ⇔潮神明宮1.2km・30分
JR明科駅からスタートなんですが 今回は潮神明宮から出発することにしました。
この電線の間を 枕木とレールが敷かれ 蒸気機関車が煙をはいて 走っていたのですね。
トンネルが見えてきました。
●三五山トンネル⇔東平 1.0km・15分
三五山(さごやま)トンネルです。↑ 125mとちょっと歩くとカーブもしていて薄暗く長いんですが 照明塔が点いています。 天井が黒いのは蒸気機関車の煤(すす)の跡だそうです。
●東平(北アルプス展望)⇔けやきの森自然園 0.9km・15分
●けやきの森自然園⇔漆久保トンネル 0.6km・10分
奥に見えているのがけやきの森自然公園です。 踏切の遮断機やレールが残されています。
線路ですからね、ただただ ひたすらまっすぐ歩きます。
茶店やお地蔵様も。
●漆久保トンネル(普通車のみ駐車可)⇔潮沢信号場 0.7km・15分
漆久保(うるしくぼ)トンネルは53m。 こちらからも出口が見えています。
トンネルが総煉瓦で 今もしっかりと残っていますね。 この煉瓦は地元の明科で作られてトロッコで運んだと 入り口の説明書きに書かれていました。
このトンネルの両脇に こんな立札が。 行きに小沢川へ 帰りに晋寛・覚明像へ寄ってみました。
、●潮沢信号場⇔旧第2白坂トンネル(駐車場、大型可) 0.7km・15分
ここでスイッチバックを したんですね。 今は篠ノ井線では姥捨駅のみでスイッチバックが見られます。 やまぐに信州で重たい機関車を走らせる為のスゴイ知恵ですよね。
第2白坂トンネルは閉鎖中でした。 ここまで約5km歩いて来ましたよ。
車が潮神社なのでここから同じ道を引き返します。
午後からの出発でしたので 神社に着くころには薄っすらと 夕暮れに…。
常念岳のシルエットが綺麗です。
クリックすると大きくなります。↑
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 夏だもんネ(2020.08.06)
- 2020 夏 元気です!(2020.07.31)
- 涼しすぎるでしょ(2018.08.20)
- ずっと青空なんだけど(2018.08.06)
- 酷暑だ。;(x o x);(2018.07.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ひたすら、歩くだね・・・
その昔、そこを蒸気機関車が、黒煙を揚げて走ってただね
辺りの、紅葉なんかを見ながら、弁当持っての~~んびり
散策するのもいいね~φ(・ω・ )メモメモ
明科なら、1時間なくても行けるんで、行って見ようかな~
投稿: 中年ライダー | 2016年10月22日 (土) 14時30分
明科駅からなら往復で12km。途中に駐車場もあるのでトンネルだけ歩く人の方が多いみたいですよ。
本当にただ真っ直ぐ歩くだけ~なんだもの。
電車なら一駅10分間くらいなんですが。
メグタは10kmくらいは平気で歩けるけど普通のワンちゃんは2~3kmくらいで歩かない!と座り込んじゃうみたいですよ。
人もワンコもトレーニングしないとね(笑)
投稿: うっちゃん | 2016年10月22日 (土) 18時59分