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2017年2月 2日 (木)

松代を歩いてみた 2

 松代といえば 忘れてはいけないのが 象山地下壕(ぞうざんちかごう)です。 歴史的には 第2次世界大戦末期に 天皇陛下や政府機構を もしもの時に避難させるために極秘に掘られた松代大本営(まつしろだいほんえい)。 構内はとても広く碁盤の目のように掘られたトンネルです。


 ここは長男が小6の時のPTAの役員の研修旅行で 訪れたことがありますが 自然にできた鍾乳洞とは違い たくさんの人々の力と汗と血と涙で掘られた大きな地下壕です。 この暗くて重い構内へ 私一人で入るというのは 一度入ったことがあるので 「気持ち的にも時間的にも無理だなぁ。」

 でも 広島の原爆ドーム同様 戦争の非情さを知るために 日本人なら 一度は見学してほしい場所です。


 その隣の 佐久間象山記念館から 象山神社へと向かうことにしました。


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 象山神社(ぞうざんじんじゃ)
は 幕末の先覚者・佐久間象山(さくまぞうざん)が祀られている神社です。


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 象山の知恵にあやかって学問の神様として たくさんの受験生が絵馬を収めにやって来るそうです。
受験シーズンですからねぇ。 藁をもつかみたい、神頼み…わかるなぁ。


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 雪で覆われた神社の公園には こんな可愛いこま犬も…




 松代は小さな城下町ですが たくさんの史跡があちこちに残っています。


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                     旧臼井家表門 



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                    寺町商家のお庭


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                    旧樋口家住宅 表門

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                  旧樋口家住宅のお庭


 まち歩きセンター
で頂いた 観光パンフレットはとても見やすくて 便利です。
パンフレットを片手に歩いていくと 無料でお庭や建物を見学させてくれる武士旧家がたくさんありました。
 松代の江戸時代の武士の暮らしは 土地柄か穏やかで住みやすかったのでしょうか。
現在は立派な表門が残っているだけでも 大きなお屋敷だったことがわかる建物や 中流武士の質素でこじんまりとしているものの 落ち着きのあるたたずまいでした。
真田信之が部下や領民を大切にしていたんだろう姿が ここでも想像できますね。




 さて、次は文武学校真田邸に 向かいますよ。


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コメント

うわ~~
何処も、趣きが有っていいな~

ホント、雪景色って画になるな~

松代大本営、一度は行ってみたいと思ってるのだが
中々機会が無くて、いまだに行けて無いダヨネ・・・

投稿: 中年ライダー | 2017年2月 2日 (木) 16時03分

 中年ライダー 様。
松代大本陣は是非見学された方がいいと思いますよ。
豪内には人の手で掘られたツルハシの跡などがみられます。
江戸時代の城下町の風情と昭和の戦争の狂気ともいえる犠牲者たちがこの地下壕につめ痕として残っているんです。 
美しい松代の同じ場所で交差しているんですよね。怖いです。
地下壕を見学した後は原爆ドームを見た後のように世界観が変わりますよ。人間って非常時にはとても残酷ですよね。

投稿: うっちゃん | 2017年2月 2日 (木) 22時17分

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