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2017年12月 3日 (日)

虹の向こう側

 11月の末、
 「今日は30分位の修理の仕事だから 一緒に行くか?」と ダンナ。

 片道1時間かかる白馬での仕事は たった30分でも 往復すれば半日かかってしまいます。 雪の積もった白馬の山々が ここ数日 安曇野からも白く光って見えるようになりましたからねぇ。 天気予報を信じて 車に乗り込みました。

                      


 家を出発して ほんの数分。 フロントガラスに何やら水滴がパラパラ。
 「うそぉ~? 雨じゃん 
 「だな~ 
 「雨だけどめちゃ明るい雨だよね。 この雲の下だけ降ってるみたいだよ。 変~。」
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 穂高から松川村に差しかかった頃 雨雲を追い越しました。 

 「あ、虹だ!」
 「本当だ! 綺麗~」


進行方向にまあるい虹が。 写真は ちひろ美術館「トットちゃん広場」駐車場からです。 よく見ると 右手の木立ちの下から左側の三角の形の西山に うっすらと虹がかかっているのが見えますよ。


 車は 白馬に向かって進んでいるのですが 道がカーブするたびに 左右に見え隠れしながら 大町市に入りました。


Img_1927_burogu
   
  大町市街地では またパラパラと雨が降っていたので いつの間にか虹は見えなくなっていました。 

Img_1933   

 雨上がりの太陽を背に受けた方向に 虹はかかると言います。 
青木湖に差しかかった頃に 湖にかかる虹が見えました。 
さっきと同じ虹が ずっと何十Kmも先の場所に 同時に見えているいうことなんですよね。
私たち以外の誰かが 見上げているんだろうな。
なんだか不思議な気がします。
この虹は どこまで続いているのかな? 
Img_1940

 虹を追いかけながら 約40Km。 
白馬の山にも 大きな虹がかかっていました。
素敵な眺めでしょ。 白馬は予想通り、雪景色。 冬の始まり。

 雨雲が霧雨を降らしながら 北へ北へと移動したので ずっと七色の光が消えずに見られたんですが、もし 私が一時間前の安曇野で 虹を見つけて どこにも行かずに ずっと北の方向を眺め続けていたとしたら 何分くらい見ることが出来たんでしょうね? 

 白馬に到着してしまった私たちは 虹の向こう側にはたどり着けなかったけれど あの虹は山の向こう、糸魚川の 日本海にまで虹の雲が 上手に移動して 海の虹を見ることが出来たとしたら…と想像すると なんだかとっても 楽しい気分ですよね。
 

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