映画・テレビ

2016年8月11日 (木)

ルドルフとイッパイアッテナ

 子供たちが 小学生だった頃 すごくお気に入りの本がありました。
けっこう厚い本で 学校図書館から借りて 家に持ち帰るには重かっただろうと思われるのに 同じ本を借りて帰ってくるのです。
スクールバス停に降ろされて 我が家にたどり着くまでの3,5km強の道のりを 大人の私でさえ遠いと思うのに  いつもの荷物プラス図書はさぞ重かろうと思ってしまうのですが なぜかこればっかり借りているのですね。

 それが この本。 「ルドルフとイッパイアッテナ」

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 私は子供たちが借りてきた本は 「お母さんにも読ませてよ。」と許可を取って 小さな時は読み聞かせをしたり 逆に読んでもらったりしていましたが 高学年になると返却期間内に読ませてもらうことにしていました。
 今 子供たちが何が好きなのかが分かるし 子供たちも「お母さんの好きそうな本にした~。」などと なかなか面白い本を選んで 借りてきてくれたりもしました。


 なので この「ルドルフ…」は とても印象深い本だったのですが 児童書ですからね~。
子供の成長と共に 親子とも過去のステキな本の一冊として 心のどこかにしまわれていたのです。

ところが テレビの映画紹介で あの「ルドルフとイッパイアッテナ」が 映像としてポ~ンと飛び出してきました。


 「ああ、これは 見に行かなくては~  」


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ルドルフとイッパイアッテナ
  http://rudolf-ippaiattena.com/  


 期待を裏切らない原作に忠実ないい作品でした。
ああ、ここで…と 思う場所で ちゃんと泣かせてくれますよ。


 ディズニーじゃなくっても、ジブリじゃなくっても 日本のアニメ いいなぁ。 
ホッコリする。


                                              


 娘たちの記憶に 今もこの本が残っているのかは どうなんだろうな~? 忘れているかもね。
この映画を見たら あの頃を思い出すのかな? 
いいお話だから 覚えていてくれると いいな。

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2012年3月22日 (木)

「オペラ座の怪人」 in ロンドン

  昨日 今年初の 「桜開花」を高知がしたそうです。
なぜなんでしょう~ネ? 
たった1本の桜が咲いたって聞くだけで 「春」真近という気がして なんだか嬉しい
こっちでは やっと 雪どけだというのに…。

 今日は 中学も春休みになったので ダンナは 静岡県の掛川に サッカー遠征に
朝早く出かけて行きました。
 暖かい静岡は もう 梅や菜の花がいっぱい咲いているんだろうなぁ~。

 実家にほど近いので 出来ることなら一緒にくっついて出かけたかったけれど 大型バスに子供たちがどっさりじゃあ お邪魔するわけにもいきません。
メグタも 置いていけない…し。

 あ~あ、海が見たい~なぁ
浜松は もう春だろうなぁ~と思うと こんな強風の(これって春一番っぽい、竜巻みたいな風なの)安曇野から 出かけたい気分。




 春分の日に WOWOW「オペラ座の怪人」25周年記念公演 in ロンドン を 見ました。

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 よかった~
久しぶりに 感激しました。 素晴らしいとしか言えない本物のステージでした。
ファントム役のラミンの声が すばらしい。 クリスティーヌ役のシエラの声も美しい。
始めは 無関心にちらちら見ていたダンナも 歴代出演者とサラ・ブライトマンの歌が終わった時には
 「すごいな~。よかったな~。」と 呟いていました。
 
 「オペラ座の怪人」と言えば
2008年の映画・「オペラ座の怪人」は 映画館とスターチャンネルの放送とDVDと それこそ何回も見ました。 
迫力のある歌声と 綺麗な映像が素敵だった。 
何回見ても あの映像と歌声と音楽に 引き込まれてしまいました。 
ストーリーは ごちゃごちゃ書くのは あまりにも有名だから 野暮ですよね。

 映画のPVは こちら

 オペラ座の怪人 
http://www.youtube.com/embed/ygKUSvtqZyk


 舞台だから 映画には負けるだろうな…と思っていたんだけれど
それは 大きな間違いでした。

 そもそも「オペラ座の怪人」は 舞台が最初で 映画が付いてきた作品だったという事を忘れていました。
衣装やセットは 映画の本物の地下水路や建物を完璧に想像できます。
まるで 一緒に 地下室にいるような。
一緒にオペラ座で 座席に座っているような。
 
本物の公演会場にいて 臨場感の中で あの歌声を聴いているみたい~。
もし あの会場にいたら 
心頭しちゃってるだろうなぁ~。


   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜ 


 ずっと若い頃 大町市の青木湖スキー場で バイトをしてました。
まだ 子供は産まれていない 新婚さんの頃です。
そのスキー場で働いている カッコイイスキーのインストラクターのお兄さんご夫婦と知り合いになりました。
 あれから もうずっとお会いしていませんが お元気だといいですね。
その時の話が あれから今も心のどこかに 引っかかっています。
 彼らは なんと言ったと思いますか?

 「一年に一回だけ 二人でオペラを観に 出かけるんだ。」

 何処にって?
ヨーロッパにですよ。 
イタリアやフランスや…。
今では 当たり前の海外も 憧れの地球の反対側でした。
なんとも優雅な…ご夫婦でしょ。
その頃 彼らは多分 30代だったはず。
羨ましい限りです。 現在に至るまで 我が家には そんな現実は起こっていませんからね~
 
 でも、その時の私は 単純にも(なぜ オペラ~?)と 思っていました。
クラシックは 当時も好きでしたが オペラには 全く興味がなかった年齢でした。
当時の流行りは ニューミュージックやJポップの初めでしたからね。
オペラやミュージカルは 映画でもどちらかというと敬遠していました。
イタリアやイギリスには 興味深深でしたが 極貧生活の新婚さんの我が家には
夢を見る余裕もなかった気がします。


 月日は流れて…。
彼らには日常だった「偉大なるオペラ」の 素晴らしさがこんな歳になって やっと分かってきた気がします。
確かに 生で見る舞台は どんな作品でも 本物で緊張感がすごい。
音楽だって どんなにCD技術が発達したって LIVEにはかなわない。

 「オペラ」もしかりです。
それは 自分の目と耳で 直に感じるからですよね。
 あんな本物をみたいですね。





 

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