TVとか映画とか お料理とか

2014年7月23日 (水)

思い出のマー二ー

 23日は松本~。

だから ついでに 時間が合わないかな~?と 調べてみたのは 映画情報。

 「あ、水曜日はレディース割引の日だった

 あ、時間も…
というわけで 映画館に出かけてきました。


 平日のレディース。 混んでいるかな~?と思ったら かなりゆったりです。
レディースの日だからなのか 私同様 お一人様で見に来られている女性が たくさんいました。 どうしても見たい時は 誰だって一人で来るよね(笑)
そうそう、長野県は 今週はまだ学校が夏休みじゃないんですね。 
だから小、中、高生の姿は見えませんでした。
だから 今週が最高のLUCKY DAY だったんですね。



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 今 話題のジブリ映画「思い出のマーニー」を見てきましたよ。



 ジブリ映画は 私の青春・子育て時代と重なります。 
古くは「風の谷のナウシカ」から 娘たちがビデオを擦り切れるまで何十回も観た「トトロ」、「魔女の宅急便」など 懐かしいものから 現在に至るまでほとんどの作品を楽しんできました。 どの作品も可愛くて優しいんですね。





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 作品の紹介や監督さん、声優さんの紹介は いろんなTV番組や雑誌、HPなどで紹介されているので 省略しますね。


 杏奈とマーリーの出会いは 突然です。
そんな 偶然から次第に必然に変わっていきます。
美しくて優しくて悲しくて そして暖かい映画なんです。
って これじゃ 何言ってるか全然わかんないよね ( ´艸`)プププ
それでいいんです。ψ(`∇´)ψ
たった100分間の夢の世界のお話なんですもん。 誰かに「ああだ!こうだ!」と解説されるのは もったいないです。
自分の目で 美しい北海道の美しい風景と 美しい少女たちのキラキラした姿を
ジブリが ステキな作品にしてくださった映像を 見てくださいな。
原作は英児童文学らしいのですが 北海道に舞台を変えて作ったと 以前所ジョージさんの番組で紹介されていましたが 夕陽の海と湿地とが美しい北海道に出掛けたくなりますね。

 見終わった後に ちょっとほっこりします。 
エンディングテーマも素敵です。 やさしさが余韻として 残る気がしました。
 今日はなんだか素敵な気分で 帰ってきました。



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2014年7月 6日 (日)

ドラマなのに…

 新しいドラマが始まったから なんとなく流れで チャンネルを合わせた このドラマ。
タイトルは「家族狩り」


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 面白い作品は 小説でも映画でもドラマでもみんな同じ。 プロローグが大切です。 



 始まって ほんの数分でぐっと引き込まれてしまいました。

 「何? 怖いなぁ。」

 殺人事件や刑事ものの ドラマは たくさん見ているはずなのに なぜこんなにも怖く感じるのか…。
たくさんの家族の話が入り乱れている。 見慣れたニュースで垣間見えるようなあり得る人々か交差しています。

そして どの家族にも ちょっと人には話しにくいような負の部分が見え隠れしている。
普通の日々の暮らしのように 他人の生活に対する説明的な部分が少なく 流れが早いから 何があったんだろう?ってドラマの最中に 見ている自分と考えている自分がいる。

 「わぁ~。 こわいなぁ。 なんなの? リアルすぎる。」


 ドラマの常識通り 続きが見たい…で 次回なのですが 怖すぎる~ぅ。
1回目なのだから これから事態はもっと大きく進展するのでしょうが 役者さん達が 上手すぎるんだよね。 松雪泰子さん 凄すぎでしょ。


 このドラマ 見ましたか?

 ごく身近にいるかもしれない 誰にでも起こりうる不幸を背負ってしまった人々のため息。普通の生活の延長線上にある やりきれない感情は どこへぶつけたらいいんでしょうか。
理不尽な思いが 何処にも吐き出せない苦しさがかもしだす ピンと張った緊張感が怖いんです。
今の日本のリアルな姿に重なります。
なんだかその気持ち わたしだって 十分すぎるほど分かる気がするから。

 特に わたしにとって苦しいのは 介護のシーンです。
認知症で徘徊する父親を探す娘。
母親はそんな父親から逃げて パチンコに入り浸れている。
見捨てられないのは 親子だからこそ 苦しいんだよなぁ。
ドラマなのに こみあげて来る怒りや悲しみが わかる。
だって 一時期の我が家もあんな感じだったから。 
あの頃 頭の中が真っ白になって 徘徊する義母を探し回りました。 壊れている義母より 介護を余儀なくされている 自分やダンナの方が壊れそうでした。
 

 ドラマの中の 「苦しいのを乗り越えるために もっと苦しい事をしていなくては 正常を保っていられない。」って わかるんだよね。 その気持ち。
 「一家心中でもしようか…? こんな人生の終わりになるとは 思わなかった。」って 現実逃避している母親の言葉。 
ずるい。 じゃあ娘の人生は…?
産んだのは親で 最期をみとるのは娘。 当たり前のようだけれど 過去の大家族の時代は 家族全員で看取れたのに 今は家族がいない。 
たった一人で 親を看る。 徘徊してしまったら もう無理です。

 うちだって ダンナが「あいつ(義母)殺して 俺も死んじゃおうかと思ってる。」とか 言っていた時期があったなぁ。
ドラマの中の どの家族の心境もどこかすれ違っていて みんな見ているだけで苦しいなぁ。 
解決策はあるんでしょうか…?



 原作は…。
 「あ、あの永遠の仔の 天童荒太じゃん。」

だから 重たいのか~。(納得) 続きが見たい


 で、こんな時は 私の救世主「BookOff」で 検索してみると

 予想通り「家族狩り」全部 在庫有りません~と出てきました。
少し前の作品だから タイトルを見ただけで知る人ぞ知る作品だったのかもです。
そうだよね。 
日本中には 「 中古本!」と閃いた人が 私だけじゃなくて きっといたはず。
原作 読みたくなるほど リアルで怖いドラマだもん。
とにかく 中古本は 早い者勝ちですもんね。 残念。


 当然 図書館の本棚にも 貸し出し中なのか並んでいませんでした。


 新刊は…。 全何巻となると  財布が苦しい 生活苦になってまでは…。
だって 今月は 娘から面白いよ~って紹介してもらった 「4月は君の嘘」というとっても泣けるコミック本を つい先日大人買いしたばかりなんだもん。



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 こっちも コミック本とあなどってはいけないくらい 素敵な作品です。
第9巻は 今 お取り寄せ中です。 早く続きが読みたい。




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 こんな梅雨の晴れ間のように 青空がのぞきますよ。
私はいつも 空を見上げています。 地球はこんなに青くて綺麗な星なんです。
雨の後には こんな日も来るでしょう。
きっと 太陽が差して明るい青空が 広がるはず。

 小説は小説で 映画は映画。 ドラマはあくまでもドラマ。
誰かが作り出した想像の世界なのだから 最後は HAPPY END で終わってほしいですね。

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2013年2月 8日 (金)

終わっって しまわないうちに

 この映画の予告編が始まったのが 12月初め。
その時 私は 即思いました。
 「よし、絶対に見に行くぞ~。」

 けれども 何やかやしているうちに 年末、お正月~1月が終わり…。
2月もそろそろ 中旬に。
安曇野市には 映画館がないので 松本まで出かけなくてはならないし 字幕上映は PM7時30分からの 一日たった1本だけなんです。 3時間の長い映画なので 映画が終わって家に帰り着くまでには ただ、ただ 真っ直ぐ帰るだけで PM11時を回ってしまいます。
あ~あ、箱入りオバサンには なかなか 行かれない条件が重なっていますよね。

 
 「早くしないと 本当に終わってしまうじゃん



 「ロード・オブ・ザ・リング」は 私の大好きな映画のトップに挙げられる作品の一つです。
壮大なスケールと綺麗な映像、それに ワクワクするストーリーで 世界中の人々が 夢中になって映画館に通った作品です。
 それの「続編」というのか「前編」と言えばいいのか そんな作品の
「ホビット 思いがけない冒険」は 今回も三部作の一話目です。

気にならない理由がないですよね。 だって ここを見ておかなくっちゃ2話目や完結編が 楽しめないじゃないよ。 たくさんの映画好きの方のブログでも 期待を裏切らない面白さ云々 書き込まれていましたしね~。


 「行かないなら 一人でも行ってくるよ。」
 「俺だって見たいし~。 一緒に行けば いつ行っても 1000円なんだろ?」

そうなのよね。 50歳以上の夫婦は いつでもペアで2000円。 ダンナと一緒なら どんなに遅く帰っても 文句をお互いに言い合う必要もないわけで 


で、ついに 行ってきました~ぁ。

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ホビット 思いがけない冒険  http://www.youtube.com/embed/_IjowX12--0?rel=0"


 もう こんな時期に出かける人は ほとんどいなくて 私たちを含めて 7~8人位しか座っている人の姿が見えませんでした。 

 でも、よかったですよ~。 面白かった~。
これでもか、これでもかと 次々 ロード・オブ・ザ・リングと同様に 危険な事態が起きて しかも今回の方が 厳しい内容が多いので 気がつくと本当に あっという間の3時間ですよ。
見終わった後は 疲れています。 どっちかというと目が回って頭がフラフラするくらいの気分。

 最後の長い長いエンディングミュージックを(登場人物が多いから 長すぎるくらい長いんだけど、ね) ぼう~としながら 余韻を楽しんで 映画が終わりました。
ライトが付いて 立ち上がると 
 「」 映画館の中には 私たち夫婦だけでした。

 長野県に来て 感じる七不思議の一つです。
映画の本編が終わると さぁ~っと帰ってしまう お客さん。
最後のこの音楽が 作品の余韻となって 心のどこかに引っかかるんじゃないのかなぁと 常々 思っている私には この「誰もいない」現象に 何回ビックリさせられていることか… 
私には エンディングの優しい時間が大好きなので 「何故?もったいない。」と 思えて仕方ないのです。 最近は TVの 映画番組でも 専門チャンネルでなくても 最後の音楽まで放送してくれるようになってきていますよね。 それくらい映画音楽って エンディングが大事に作られている気がします。 
初めて 松本で映画を観た時にも まったく同じ経験がありますが 20数年経ったこんなに綺麗なミニシアター内でも 変わりません。
土地柄なんでしょうか?
この映画が終了すると 映画館は閉められてしまうわけですが 少なくても お客さんが館内にいる間は 閉じ込められることはないと思います。
寒い北風の吹く真っ暗な駐車場にも 誰の姿もなくて うちの車がたった一台ポツンと 取り残されたように止まっていました。

 「う~ん、 ここは 映画の中のオークの町よりも 暗いよね。」
 「まぁ、こんなもんじゃないの。 田舎だからな。」


 「面白かったね。」
 「うん、動きが早すぎて 3時間も見てると頭がクラクラするよなぁ。」
 「ドラゴンの目って きっと アレだよね。」
 「次は いつやるんだろう? もう作ってるんだろう?」
 「あれだけの大作だもん。 一年後じゃないの?」
 「だな。 また見に行こう。」
 「サルマンは いつから 悪になるのかな~?」


続きの早く見たい 私です。
映画館なんて 滅多に行かないダンナが この映画には ハマっています。

映画の物語は 見た人だけが知るっていうのが 一番親切だと思うので書きません。 あしからず…。 _(_^_)_


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2011年12月27日 (火)

北の国から

 年末に 「北の国から ’83冬」から 続けて4本を 特集するというので 楽しみにしています。

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 今日は 4日間の初日で 「’83冬」 です。
やっぱり 富良野の雪景色は美しく、厳しい。 
そして 80年代は 現在に比べて 辛く切ない時代だった…ということを 思い出しました。
ビデオが流行り始めた頃 我が家でもお気に入りの作品として「北の国から シリーズ」も 何本も録画して 古いタンスの中に 確かに眠っているはずです。
せっかくのビデオテープも DVDに代わり ブルーレイの時代になってしまっています。


 倉本聰作品は ずっと見ていました。
どの作品も 好き。 心のどこかに 染み込んでくる~

 北海道から発信される その映像は どれもみな どこか悲しいけれど、暖かい…。
切なくて 苦しいけれど いつまでも忘れない感動があった…のです。
ドラマの中の些細な部分は すっかり忘れてしまっているけれど 大きなストーリーは 何十年たったいまでも 心に残っています。


 今の20代の子供たちは この「北の国から」の映像を見て 感動するのかしら?
それとも 古くさいと 思うのかしら?
こんな生活 有り得ないと思うのかしら?

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 昨日まで放送していた 連続ドラマ版の「北の国から」の最終回を 見終わって ダンナがひと言つぶやきました。

 「あの頃は 富良野って自然がすごい!って 思っていたけど オレらの生活とそんなに
差がないんじゃないか」って。

 「そうだよ! 我が家はそのまま「北の国から」生活なんだからね。」
ちょっと、ビックリだよね。


 富良野の30年後の現在は 観光の一大拠点になっています。
北海道で行ってみたい場所の中に 「富良野のラベンダー畑」はいつでもトップクラスです。
綺麗だもんね。
行きたいよね~。
高度成長期やバブルや その他の苦しい時代を経た現在は 少なくても80年代よりは生活が ずっと便利になっているのは 事実ですし。


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 北国の冬は 厳しい。 厳しいからこそ 人々は我慢強いし 優しいのです。

 
そんな「’84夏」「’87初恋」「’89帰郷」 
小学生の純くんや螢ちゃんが 成長していく姿が 連続してみられるのも楽しみだわ。
二人とも 大きな自分の子供みたいに思って 見ていたような気がします。
ストーリーを知っていても また見たいと思う作品はそうそうあるもんじゃないでしょう。

 だから、今年の暮れは ちょっと 嬉しい。

 それから お正月からWOWOWで 倉本さんの完全オリジナルの
新作 「學」 が始まります。
こちらも カナディアンロッキーの大自然と 14歳の少年とお祖父さんの生き様の描かれた物語だそうで とっても 楽しみです。

   

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2011年8月11日 (木)

「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」

 この夏休み中に どうしても 見ておきたかった映画。
これが 本当の最終編。 あのつぶらな瞳のハリー・ポッターが どんどん大人になっていく。
重たい十字架を背負ったポッターは 毎回 成長するに連れて つらく厳しい自分の生い立ちに翻弄されていく~。
 。。゜゜(´□`。)°゜。。


 たくさんのハリー・ポッターファンが 世界中にいるでしょうね…。
原作の第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」を 小学生の末娘のクリスマス・プレゼントに
選んだのは もう 10年も前のことです。
 ハリーやロンやハーマイオニーと 同じ年だった娘に こんな分厚い本が読みきれるのかしら?と 
思ったものの 子供は面白いものには貪欲で 正直ですね。
読み終えた頃には 家族中が この本の虜になっていました。

 映画も 本人のダドクリフくんの声が聞きたくて わざわざ字幕版を見に出かけました。
約1年に1回の出版と上映。 
「ハリー・ポッター」ファンとしてというより 自分の子供みたいに。  

 さて、今回も見てきましたよ。
 「ハリー・ポッター 死の秘宝 PART 2」。

 「PART1」は 松本市に字幕で上映する映画館が なくなってしまっていた時期だったので モタモタ していたら 
いつの間にかもう 日本語吹き替え版すら上映が終わってしまっていました。
仕方ない、「WOWOW」で放送したら 見ようかな~?と 思っていたら 
「PART 1」の放送よりも先に この「PART2」が 始まってしまいました。

 それで、まず GEOでDVDの「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」
大急ぎで 借りてきました。
「PART1」 面白かったです。 
原作を超えられない映画が多い中 ハリー・ポッターシリーズは 原作に色を付けている気がします。 
その上、終わり方が上手。
かつて 「スターウォーズ」の2の終わり方が 「ここで切るのか~!」的終わり方だったけれど それに追随するねぇ。
 そんなこんなで いざ アイシティの映画館へ。

 ほとんどの人は 本を読んでると 思います。
だから 内容は 原作のままなので 説明するまでもないですよね。
いつも この映画を観て感じること。
 乏しい私の イギリスの魔法の世界のイメージを 本の世界から映像の世界へと
引き込んでくれます。
今回もそうでしたよ。 
なるほど~( ゚ー゚)( 。_。)(^-^*)(・・*)(゚д゚)(。_。)。
そうだったのね~



 
 原作がしっかりと完結しているので 最後まで 児童文学としては 面白いいい作品でした。
とにかく 期待通り ハリー・ポッターは やっぱりハリー・ポッターでした。 

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2011年7月 6日 (水)

ウルトラ Q

 モノクロ時代の 名作「ウルトラ Q」が WOWOWで全編 ハイビジョンリマスターで放送しています。
 リアルタイムで見ていたはずなのに 残念ながら その殆どは覚えていませんでした。

 でも、怖かった…という記憶はあります。
それで DVD予約して 「面白いテレビ番組が 見つからない日に見ようかな~」と 録画だけしています。

 1966年に全28話で 放送されていたと 番組表に記載されていました。
主演の 桜井浩子さんの顔は ちゃんと覚えていました。 
彼女はウルトラ警備隊で ウルトラマンシリーズにも登場しているから インパクトが強かったのだと思うのです。
他の登場人物は ほとんど誰も記憶になかったです。
でも、 今見ても 面白い。
怪獣もの、「世にも不思議な物語」の前身みたいなストーリーがあったり…。
 モノログって それだけでちょっと 怖いし。

 
今日は なぜ 「ウルトラ Q」の話かというと 夕べの録画に 「パゴス」という怪獣が登場しました。 
 「ウルトラ Q」という番組は ウルトラマンと違って 登場する今で言う怪獣は(怪獣っていうのはウルトラマンで一般に広まった言葉なのかしら?)まだ 大きな怪物です。

 第18話のタイトルは「虹の卵」。

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 このお話の中に 「パゴス」という名前の 原子生物が出てきます。 その時の科学者の人が 「分子構造破壊光線を持っている原子生物」と、そう説明していました。
そして なぜここで取り上げたかったのかというと そこに「原子力発電所」が 登場しているからです。
物語は いたって簡単です。
原子力発電所に ウランを運んでいるトラックが 突然の地震で 動けなくなってしまいます。
その地震は 「パゴス」が起こしたものだったのです。
それとは別に タンポポ団と名乗る地元の子供たちが 「ササメ竹」の白い花を見つけます。 
「ササメ竹」の花が咲く年は 悪いことが起こる前触れだと 言われているのだそうですが、足の悪い少女のお祖母さんは 子供たちに 不吉だと思わせたくなくて
 「ササメ竹と虹の卵を見つけたら 願い事がなんでも叶う」と 話します。
 そして 少女は 「パゴス」の出す金色の虹の下で 金色の卵(虹の卵)を見つけます。
本当は ウランのカプセルなんですけどね。
ウランをそんなに無造作に 運んでいいのか?とか 子供が触っても いいのか?とかいう 所々の問題はひとまず 置いておいて、
「お祖母さんの足を治してあげたい」と 少女は思うのですね。

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少女とウランが保護された時点で ニュートロンのミサイルが 「パゴス」に向かって発射されます。

ここでも、こんな場所でミサイルを発射させていいのか?とか ニュートロンってなんだよ?っていう問題も 取りあえず問題にしないことにして(お話だしね…)

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 「パゴス」は 溶けてチリになるのです。
少女の身を心配した足の悪いお祖母さんは 少女の顔を見て 思わず立ち上がり歩ける(ハイジの時の クララと同じバージョンですな)ように なるのです。
そして 少女は「やっぱり 虹の卵だった」と思うのです。
で、めでたし。 めでたし。 

 「ウルトラ Q」はなにしろ 今から46年も前の番組です。
画面はもちろん 白黒、アナログですが、話の内容も とっても簡単明瞭です。

でも、例えば この「原子力発電所」は この時代 実際にもう運転開始しています。

 1966年には 日本の第1機目の 「原子力発電所」が 現在の茨木県東海村で運転が始まっています。
今 大問題の「福島原子力発電所」の1号機は 1971年に稼働、
「浜岡原子力発電所」は1976年に1号機が稼働し始めましたので 「ウルトラ Q」の中に登場してくる「発電所」は 「東海発電所」ということになります。

 お話の中でも 「地震が起こったら危険」と 科学者が話しています。
日本の原子力発電所の第1号機についての 感想です。

 日本人は いざという時に 「困った時の神だのみ」とか 「神風が吹く」とか
挙句の果てには 「ウルトラマン」や「仮面ライダー」、「鉄腕アトム」がやってくる。
もしくは やって来てくれ~!という 精神が あるんじゃないかと
こんな円谷プロの お話の中にも 何回も現れています。

 現在の「東電」の 人達が このお話に見え隠れしている気がします。
誰かがサァ~とやって来て 「自分達を助けてくれる。」なんて 思ってるんじゃないの?って 思える瞬間が あの人たちの行動の中に見え隠れしている気がします。

 一言 言いたい。
 「甘えているんじゃない
今、本当のウルトラマンに変身しなくっちゃいけないのは 原因を作った東電のあなたたちですよ。」
ちゃんと 目の前の現実を見てください。
放射能は 今日も 原子炉から 延々と出ているのではありませんか?
「大丈夫です。」は 世界中の誰が見ても放射能は観測されない普通の日々に 戻すことです。
今は 非常事態なんだと ちゃんと自覚してください。

そして 一日でも 早く 放射能を止めて 下さい。
沢山の困っている人たちに 一番の安心は 「放射能が止まった。」というニュースではありませんか?
 それから 本当の復旧が始まるのですから。

 どうか お願いします。


 

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2011年6月25日 (土)

いまごろ…「岳」 見てきました。

  長野県のお話が なんだか今年は ブームですね。
ここ安曇野の 「おひさま」とか 小栗旬くんの「岳」とか… ね。


 5月の宣伝が始まった頃から
 「ちょっと見ても いいかなぁ~。 山岳映画だし~。 三歩が 小栗旬じゃあ弱っちいなぁ~。」とか ブツブツ言っていました。
 誰がって? もちろん ダンナ。

 「見てこればいいじゃん…。」(わたし)
 「こんなの その内 テレビでやるしな~。」(ダンナ)
 「まだ、半年は先だよ。 DVDが発売されてからだし。」(わたし)
 「別に 見なくていいし…。」(ダンナ)

 その後 コミック本を 数冊買って テーブルの上に並んでいます。
5月と6月で 5巻揃いました。

 「岳-ガク-」 石塚真一 著
(あーあ、また コミック本の大人買いが始まっちゃったみたいだね。 いったい何巻 発売されているの~?)口には出さないけれど 私の心の声。
一言 「一緒に見に行こうよ。」って 言えば 行ってあげるのに…な。


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 その頃 私は「永遠の0」に夢中。
「岳」なんてコミックだし いつでも読めるしと 思っていました。

 そんな風に 第1巻を手に取って読み始みた時は 「岳」という本の面白さに こんなにはまってしまうなんて、島崎三歩くんの 人間性というか優しさに ホロっとしてしまうなんて ねぇ~。 

 

 で、そろそろ映画のブームも終わった頃だし 松本や大町など 地元の山の映画なんだから見ておこうかな?と思ったの。

 「岳 見に行こうか~?」
 「行きたいのなら 行くか?(^v^)

 ていうわけで 「岳-ガク-」見てきました。 (*^^)v
夫婦で2000円という お得なチケットで。


 上映中 隣でダンナが 八方池だの山岳博物館だの 小声でブツブツ言っているので どこで撮影したのかが 分かってしまいます。

 三歩も野田チーフも まずまず 原作に近いイメージでしたが コミックでは小さく完結しているものをつないでいるので 私が好きな部分が省略されてる「残念なシーン」がいっぱいありました。

 映画の「岳」は 原作の島崎三歩の優しいストーリーではなくて 椎名久美ちゃん(長澤まさみ)の山岳救助隊への道~的 お話にすり替わっていました。
そういう風に もう一つの「岳」と思えば なかなかすごい映画でした。

 コミック本で三歩ファンになった私には 映画の中の久美ちゃんは 強すぎる感じがしたし、私が思い描いていた三歩はもっと 超人的な(要するに実在するはずのない仙人みたいな)人で なおかつ 山が大好きな男のはずでした。
 小栗旬くんは しっかり三歩っぽかったのですが 映画ですもんね。
実写は難しいし 2時間で三歩の優しさを分かるには 時間が足りないか~ (´・ω・`)  

 山で捨ててはいけないもの ゴミと命。
だから 決して自分では無茶をしない 引き返す勇気とか決断の大切さを コミックでは一杯書いてあったのに 「映画」では 久美ちゃんが自分でロープを切ったり三歩が雪崩の中を足を引きずったりしながら 救助に向かうシーンなどがクライマックスとして描かれている。

 「やりすぎだよ。映画。」

 もし 私が監督だったら 三歩は雪崩にあっても 足なんか引きずらせない。
ありえないとは思っても 元気に雪崩の中から走り出て 雪山を駆け出していく。
だって、本物の三歩なら 自分の命を守れないような状態で救助に行かないよね?と 疑問符がついてしまうもんね。 
それくらい 島崎三歩っていう人間は 日常を厳しく生きていて そして 登山者に優しい気がする。

 それに 遭難した人に「よく頑張ったね。」という 一番三歩らしい優しい一言のシーンが
映画には 無かったな~。 
でも 予告編には 上手に使われていましたね。

 私がこのコミックにはまったのは 生きていても死んでしまっていても
三歩に見つけてもらった遭難者の人たちは
 「ありがとう、よく頑張ったね。」と言ってもらえる シーンです。
 「このやろう。」でも「馬鹿やろう。」でも ないんですよ。
疲れてボロボロの人たちが聞く 初めての「ありがとう。」は きっと心にしみるでしょう。
 そして 「また、山においで。」とね。
本当に優しいシーンで ここをゆっくり優しく 旬くんに演じて欲しかったなぁ。
そこんとこ 映画にたっぷり入れて欲しかたなぁ~。
ほんのりと暖かい 原作に 映画は負けちゃった気がしました。

ずっと、「岳」を見たかったダンナ。
 「実際の山は もっともっと厳しいけど あんなに辛くはないんだけどな~。
あれを見たら 山が嫌いになっちゃいそうだよね。」

 「そうかぁ~、なんかなぁ~!」ですって。

山には ちゃんと天候、装備、体調 いろいろ準備しても 大自然には かないません。
本物の三歩はいないんだよ。
それでも 山が大好きなんだね~。 

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2011年5月 2日 (月)

黄砂と つくし

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 今日は 山が白くかすんで見えないほど 一日中 黄砂が舞っていました。
天気予報では 明日も明後日も 黄砂は続くと話していました。
遠く中国の砂漠から いろんな化学薬品の塵を 含んだ…黄砂

 今年の春は 「放射能」「花粉」「黄砂」のトリプルで なんか喉や目が痛いです。
この3つが 混ざったら どんな悪影響が 私たちに出てくるんでしょうね?
「10年後 じゃないとわからない」って言うのは いつもの偉い人達のお言葉でしょうが
分かった時点で 日本人は絶滅なんてことだって有り得る~?のでは ないでしょうか?


 そんな とりとめもないことを考えながら 今日も
嵐だろうが、大雨だろうが、黄砂が舞っていようが 絶対にお散歩に出かけたい
メグタに 引きづられるように 外に出かけた
私です。


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 にょっきり、にょっきり。
原っぱには こぉ~んなに いっぱい
 つくし顔を出していました。
つくしって ちょっぴりだと 可愛いけど こんなに大量に生えていると
なんだかちょっと 気持ち悪い…でしょ?

 「昔は こんなの食べていたんですよね~。」
と ご近所のセイ子さん。
 「ハカマのところを取って 食べるのよ。」なのだそうです。

 「じゃあ、ちょっと 食べてみようかな?」
という 思いが してきました。
 毎年 ここにはつくしが出ますが 今までで 最高ににょきにょきしてます。

 とりあえず 片手にいっぱい掴めるほど摘んで 家に持ち帰りました。

 そうは言ってみたものの、つくしなんて どう料理したらよいものやら~?

 そこで 私の助っ人。 PCをひもといて 「土筆の食べ方」を調べてみました。
 「あるある。 炒め物、つくしご飯、卵とじ、天ぷら…。
ふ~ん、けっこう いろいろに利用できるんだな~。」

 それで 作ってみたのが これ。
つくしの炒め物と 卵とじです。


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 味は 思ったほどアクもなく ちょっとした「酒の肴」の一品になりそうですよ。
つくしなら どこの地方にも生えるから ものは試しです。

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 それならわたしもと思う方 さっそく 一品 作ってみませんか?


 <つくしの炒め物>
材料
                 作り方
つくし      100g       ① つくしは 茎についたハカマを丁寧に取り 
ごま油     小さじ1         除き、たっぷりの水につけてアクを取る。
しょう油    大さじ1.5     ② たっぷりのお湯で約1分ほど茹で、水の中に 
みりん     大さじ1.5       入れ、水が緑色でなくなるまで水を替えて洗う。
すりゴマ    大さじ1       ③ フライパンにごま油を熱し、②のつくしの水分を
                       ぎゅっと絞り 中火で2・3分炒める。
                    ④ 一旦火を止めて しょう油みりんを加える。
                       汁がなくなるまで炒める。
                    ⑤ すりゴマを全体にまぶして 完成!      

  <つくしの卵とじ>
材料                 作り方                 
つくし     200g        ① つくしの下ごしらえは、炒め物の①~②と同じ。
しょう油    大さじ1       ② フライパンにごま油を熱し、水分を絞ったつくしを
みりん      大さじ1                    中火で2、3分炒める。
酒       大さじ1       ③ ②にだし汁、さとう、しょう油、みりん、酒を加えて
さとう      小さじ1         煮込む。
ごま油     小さじ1       ④ 仕上げに溶き卵をかけて 蓋をして2分。
                       それで 完成!         
        
                                                                

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2011年4月25日 (月)

海からの 贈り物 ②

 三重県の五箇所湾から 今日届いたのは 大きな「ぼら」

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「ぼら」って こんな顔。 なんだか可愛い。
魚っぽくないなぁ~。 ごまあざらしっぽい~な。
漢字で書くと 鰡。

 「ぼら」は 初めて食べました。
白身で まるで「鯛」とそっくり。
「鯛」だって そんなにしょっちゅう食べているわけではないので
 「鯛のお刺身だよ!」
と言われて テーブルに並んだら 絶対
 「今日の 鯛は美味しいね~。」
と 大満足で 信じ込んだでしょう…
 
 だってね、この魚 よく食べるよ~っていう話 聞いた事ないですもんね。
けれど この「ぼら」から 高級珍味の「からすみ」を作るんだそうですよ。
だから 「ぼら」は知らなくても 「からすみ」という言葉なら聞いたことがあると
思った人も 多いかも。


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 大きな魚で うろこも大きくて固いので 三枚におろす前に
うろこ取りに 苦労しました。
 「海の魚は塩で洗う」と いうのが 猟師さんの常識なのだと
以前 何かで 読みました。

 送って下さった敬子さんも 「塩水で洗う」と教えて下さいました。
 「薄く切って 酢味噌で食べた方が 美味しいよ。」
と 初めての食べ方も 伝授されたので
酢味噌と わさび醤油の 2本立てにしてみました。
どちらも ぼらには似合うんですね。 美味しかったです。

 大きな魚なので 腹身は ストーブのうえで塩焼きに しました。
その香ばしい においに メグタがストーブの周りを陣取っているので
頭と骨は 一緒に焼いて メグタの晩ごはんになりました。

 お刺身と たたきと 腹身の塩焼き。
今日は 美味しい「ぼら」三昧でした。

 いつも 美味しい海の幸を ありがとうございました。
ごちそうさまでした。 美味しかったです。


 私たちの食卓に色を添えてくれる たくさんの魚たち。
でも 今回の原発の放射能で 汚染されつつある太平洋。
日本の資源豊富な海の幸が 私たち日本人
は やっぱり大好きです。
これ以上汚染されないように
魚がいつまでも安心して 食べられるような国にしてほしいですね。


                            


  <今日のさくら>


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 北アルプス牧場の 大桜です。


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 駐車場の しだれ桜。
こっちも きれい~。


 

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2011年4月19日 (火)

今日は 雨降り… そんな日は

Img_0125_2  今日は なんだか 肌寒い。
朝から ずっと 雨降りです。

 ずっと以前 庭に植えた
「サクランボ」の枝に 今年初めてほんのりピンクの花が 咲きました。
今日は 雨に打たれて ちょっぴり寒そうですが サクランボ
の花って さくらがつくだけあって
写真で写すと ほとんど桜の花と 区別がつきませんね。


Img_0051 上が さくらんぼで 下が 桜の花です。
花が咲いたという事は 
サクランボ が実るという事ですね?

 ちゃんと 山形のさくらんぼみたいな 実が出来るかしら?
なんだか とっても 楽しみ、楽しみ

             


 朝のごみ当番の見回りに行くついでに あぜ道に いっぱいに芽を出したよもぎの葉を 見つけたのです。
よもぎの葉っぱは 春の野原の香りです。

う~ん。 いい香り。

 そうだ

 「よもぎの草団子」を作ろう~

よもぎといえば わが家では きな粉をまぶした草団子。
長女が 保育園の頃は 春になると その帰り道に 必ずと言っていいほど
「摘み草」をしてきました。
園児服のポケットの中には 摘み取った
「よもぎ」の葉っぱや「たんぽぽ」でふくらんでいます。
 「取ってきたよ。」と ニコニコ言ってくれる日はいいのですが、途中で もっと楽しいことがあったりすると 
すっかり取ってきた事を忘れてしまっている日には 
次の日 洗濯機の上の方に 小さな
よもぎの緑色の葉っぱが ぐるぐると渦を巻いていたものです。

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 一番最初に
 「よもぎのお団子」を作ったのは 3歳くらいだったでしょうか。
自分で作った小さなお団子は きっと 楽しくて美味しい食べ物だったのでしょうね。
「よもぎ=お団子」が この子の中では 素敵な行事
になりました。

 そんな懐かしい思い出が ふっと甦りました。
さっそく 草団子を 作ってみましょう。

よもぎの草団子

材料
米の粉     200g
砂糖       30g
ぬるま湯    200g
生よもぎ     30g

作り方 
① よもぎは 重曹少々を加えた湯で ゆがきます。
   固くしぼり すりこぎで細かくしておきます。
② 米の粉に ぬるま湯を徐々に加えてよくこねます。
③ 蒸し器に ぬれ布巾を敷き②を入れて 約25分間強火で蒸します。
④ ③に砂糖を少しづつ加えて 混ぜます。
⑤ ④に①のよもぎを加えて混ぜ込みます。
⑥ 自分の好きな大きさに丸めて 砂糖を加えたきな粉をふりかけます。
   (この生地で餡を包めば 草もちになりますよ。)

 さぁ、これで完成
簡単でしょう?

 美味しい 草団子の出来上がりです。
どうぞ お召しあがれ~


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