美味しいものとかお料理とか…

2012年5月 9日 (水)

山からの贈り物

 犬も歩けば棒に当たる~なんてね。
連休の終わった森の中は とっても静かです。

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 林檎の花が満開に…。 今年も美味しい実をいっぱいつけてね。




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 ついこの間まで 黄色のあぜ道が 綿帽子になりました。
まるで シャボン玉が浮かんでるみたいな ふわふわの綿毛ですよね(笑)


 田んぼ道を歩いていると いろんな「春のご馳走」が 草の中からよ~く見ると ほらね、ちゃんと出ています。
こういう自然の産物は 自分で意識して気を付けて見ているとホントは誰にでも見えてくるんですが 気にしなければ実にみごとに風景に混ざっていて その存在すら気づかない。
今日の収穫は コレ

 「蕨(わらび)」ですよ。 もうこんなに大きく育っていました。
見付けたときは 即 収穫です。 
「明日」に まわすと 葉っぱがおおきく開いて 茎の部分が固くなってしまいます。
山菜は見つけた時に 即 収穫、即 下ごしらえが鉄則です。


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 一回のお散歩で これくらい。 
けっこう これ位の量で お浸しや天ぷらなど2,3日は食べられます。  
今夜 重曹をひと匙に熱湯をかけて一晩置くのです。 それから 明日 キレイな水に2~3時間 晒します。
それで アク抜きは完了です。 簡単なんだけど時間はかかりますけどね。
 

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 森の中では 「タラの芽」の2番芽が 大きくなっていました。
今年初めてで美味しいというのか 一番芽を見つけた時の「ラッキー」感みたいなのも相まって タラの芽は一番芽がいいと言われますが 例年は今頃が本来の一番芽の出る時期です。 
 GWで 森の中を歩く人が多かったので 一番芽はほとんど誰かに採られた跡ばかりでしたが 2番芽はもう ほとんど手がついていません。
トゲトゲが ちょっと固くなってるんだよね。

 隣の葉っぱは三つ葉」。 うちの庭にいっぱい出てきます。


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 極めつけは 「筍(たけのこ)」です。
ダンナが仕事先で 知人に出会い そこの裏山で採ったばかりというやつを頂いてきました。

 春の香り。 たけのこご飯に タラの芽の天ぷら。 蕨のお浸しに三つ葉のお吸い物。
うん、うん。
これだけで 十分 田舎のご馳走じゃない?
あとは 焼き魚と柔らかなお肉が少しお皿に並べば どこかの民宿のメニューじゃん。


 ちょっと、幸せ。

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2012年3月26日 (月)

美味しい お土産

 ダンナが サッカーの遠征から帰ってきました。
せっかくの静岡なのに(といっても、掛川のつま恋泊です)連日 雨模様で
温暖なはずが けっこう肌寒かったと言っていました。

 掛川や磐田は 実家の浜松のすぐ隣。
私が暮らしていた頃は 3月の卒業式の頃から 一番遅くても入学式の頃には 桜が満開に咲いていたものでした。
 「桜? …咲いていなかったと思うけど。」
 「梅? …多分 咲いていた気がする…。」こんな感じ。

 男って(おっと、ゴメンナサイ。男性諸君。 うちのダンナさんだけかも?)
 せっかくの春に 磐田のジュビロまで行ったのに もったいない~なんて思わないらしい。


 でも、お土産は とっても美味しいものを 地元のお友達に頂いてきました。

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 これは 磐田市の又一庵の 「お茶芽」というどら焼きです。
地元では有名な明治からの老舗だそうです。
皮が柔らかくて お茶の香り。
中のあんが これまた美味しい。 
なんとも上品な甘さ。 抹茶の香りに負けない美味しさ~。
なのです。
さすが お茶の静岡県。
ちょっと渋めの深蒸し茶とよく似合います。  

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 そして これが 同じ 又一庵「又一きんつば」
めちゃ美味しい。
それもそのはず。 第20回全国菓子博覧会 名誉総裁賞という なにやらとってもすごい賞を頂いた「きんつば」なんですって。
小豆・栗・うぐいすの三種類をいただきましたが どれも 本当に美味しい~の。
小豆や栗が本当の主役。
浜松の遠鉄百貨店にも 置いてあるそうなので 今度 浜松へ帰った時に覗いてみようかな。

 磐田には親戚もいるんですが 子供の頃に遊びに行ったきり とんとご無沙汰です。
はるか昔 従兄弟たちと遊んだ見付天神様。 今もあの頃のままかしら?
その見付に こんなに 美味しい老舗があるとは 知りませんでした。

磐田ジュビロの望月さん。 美味しい お土産を 本当にありがとうございました。


 ダンナが 「お土産だ~。」と 取り出したのは これ

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 なんか笑えるでしょ~
 「しずおか茶コーラ」 1本200円。
抹茶入りのコーラというよりサイダーっぽい? けっこう 爽やか。

 それに 浜名湖サービスエリアで買った「うなぎ弁当」
これは 高価なので 半分っこ(浜松弁なんだってね)して 食べました。

 それと 「つま恋」売店で売っている徳用 深入り茶 500g

これだけそろったら 美味しい おやつがテーブルに勢揃いでしょう


 私は静岡県人だったから 現在住んでいる長野県の味付けより、ダンナのk出身地の群馬県の味付けよりも 静岡の味が好きみたい。
味覚って きっと 子供の時に作られるんだと 思います。

 さぁ~て、静岡の味を ゆっくりと堪能しましょうか~ (笑)

                        

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2011年5月16日 (月)

山のご馳走

 何年かぶりに 山に登りに友人がやって来ました。
若い頃は 冬山だろうが、夏山だろうが 年に数回やってきては
ダンナと つるんで 白馬や遠見尾根など 大きな荷物を担いで
登っていました。

 そんな彼が 月日が流れて 自分達の年齢が中年になってくるにしたがって  背負っている家族に 縛られて動けなくなってきました。

 それは この年齢の誰もが抱える事となる 親の介護問題です。
我が家と同じように それは大きくのしかかり 身動きできない状態だったのです。

 施設に入れていただき やっと自分時間を 持てるようになってきたのはどこも同じですね。

 そんな友人とダンナ、夕べは
 「常念岳に しようか、燕岳にしようか~?」と 二人で 盛り上がりました。
そして 今朝の6時30分、「燕岳」に向かって 出発しました。

 5月の中旬といっても まだ 下から眺めても北アルプスの山は 真っ白の雪を 冠っています。
稜線や頂上では 雪の上を歩く事になるようです。
 「俺は近頃全然登っていないからなぁ~。 ちょっと 登れるか心配だよ。
いっぱいいっぱいだろうなぁ~?」
 「帰りには 有明苑で温泉に入ってくるからね。」
などと 言い残して そそくさと行ってしまいました。
天気は マークです。 昔から雨男だから 雨じゃなければOKだよね。

 さて、どんな顔して 降りてくる事やら~?

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 燕岳は ちょうど有明山(小さな富士山みたいな形の前山)の後ろにそびえる山なので 安曇野からは見えません。
が、燕岳からは 安曇野が下に見渡せます。
展望もよく綺麗な山なので 中学校の集団登山にも使われます。

                                   

 さてさて、お留守の間に 今日は 山蕗を取ってきました。
蕗は 北海道の大きな蕗のような物とは まったく正反対の とっても
茎が細くて 葉っぱも小さい伽羅蕗です。
もっと大きくなるまで待ったら いいのでは?とも おもいますが
食べ頃サインは 蕗の葉っぱが 虫に食べられているかどうか
という事で 私は判断しています。
この時期になると 蕗にだけ付く黒い芋虫型の 幼虫が出ます。
この虫が どんな成虫になるのかは 確かめたことがないので
わかりませんが たぶん蛾に なるんじゃないかと 想像しています。


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 山蕗は わらびと違って 皮むきやアク抜きが けっこう面倒くさいのです。
何かの本に 「茹でてから 皮をむくといい」と書かれていましたが
茎が細いので 茹でてしまうと シャキシャキ感がなくなってしまいます。
それで うちでは そのままあく抜きを するのですが、困った事に
たくさんの皮をむくと 指が茶色に染まってしまいます。
 独特の香りもするので 何回も水を変えて アクをしっかり抜かないと
いつまでも水が茶色に 染まります。

一緒に きゃら蕗の 炒め煮を作ってみましょうか?

 <きゃら蕗の炒め煮>

あく抜きの仕方
① ボールにたっぷりの水を張ります。 その中に蕗をつけておきます。
② 蕗の皮をむきます。 半分に茎を折ると 皮がするするとむけます。
  反対側の方向に また半分に茎を折ると 残りの皮がするりとむけます。
  それを 水に浸しておきます。
③ 水が茶色に染まります。 水を交換します。
  皮の向けていない蕗は 水の中でくるんと反るので 見分けがつきます。
  一晩 あくを抜きます。

あく抜きした 蕗   適当   Img_2068
しょう油        適当
みりん         適当
七味とうがらし    適当
サラダ油       小さじ1


① フライパンに油を引き 七味とうがらしを入れる。
② ふきを入れて炒める。
③ ②にみりん、しょう油を加えて 炒める。
④ 味が馴染んだら 火を止める。
⑤ 盛り付けて 完成!


 きゃら蕗の炒め煮と わらびの天ぷら
今晩は ささやかな 山のご馳走ですよ。


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